子育て情報『「弟と一緒がいい」定型発達の姉の希望で障害のある弟も同じ幼稚園へ。でも小学校はーーわが家の選択、きょうだい児の気持ち』

2023年8月9日 06:15

「弟と一緒がいい」定型発達の姉の希望で障害のある弟も同じ幼稚園へ。でも小学校はーーわが家の選択、きょうだい児の気持ち

と言いますし、たまに「同じ小学校だったら面倒を見たのに」と言います。私が考え過ぎて2人を別々の小学校にしてしまったかなとも思いますが、今まちゃは特別支援学級からたくさん脱走しているので、授業中に校庭を走るまちゃを娘が見たら、もしかしたら恥ずかしくて悲しかったのではないかとも思います。

娘とまちゃは別々の小学校に通っていますが、私の周りできょうだいどちらかに障害のあるお子さんがいるご家族は、きょうだいを同じ小学校に通わせている方ばかりです。
わが家のこの選択が良かったのかはいまだに分かっていません。でも良く考えて決めたことですし、娘はどんどん自分のことで忙しくなっているので、これで良かったのかなと思うことにしています。

執筆/カタバミ

(監修:鈴木先生より)
適材適所で、その子に合った教育のできる幼稚園や学校に行くことが望ましいと思います。そのためにも、まずきちんと診断を受けることが重要です。
きょうだいが同じ園や小学校に通園通学できることで、良い面もあるでしょう。
しかし、幼稚園や保育園のなかには、障がいの理解が少ないにも関わらず受け入れているケースもありますし、逆に園の特色として発達の遅れに理解のある先生の多い園や療育園もあります。
お姉さんが弟のために転園や転校をする必要はありません。きょうだい一人ひとり、それぞれに合った場所で過ごしていくことが大切です。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。


知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。

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