子育て情報『3歳児の発達チェックリスト。もしかして発達障害?と感じたら/小児科医監修』

2023年7月23日 14:15

3歳児の発達チェックリスト。もしかして発達障害?と感じたら/小児科医監修


3歳ごろの子どもの心と言葉の発達とは?

「おはよう」「ありがとう」などの挨拶を含め、コミュニケーションに必要な言葉をたくさん獲得し、言葉で人と関わる体験を積んでいきます。知的好奇心や観察力が高まって、「なぜ?」「なに?」と、ものごとの仕組みを知りたがります。

自分で多くのことができるようになり、着替えや片づけなど生活習慣に関しても、身体機能の発達と共に上手にできるようになることで、「何でも自分でできる」という思いが高まります。このことから、大人が手助けしようとするといやがる場面も見られます。


3歳ごろの友だちとのコミュニケーション

友だちと一緒に遊ぶようになりますが、ただ隣にいて同じ遊びをして過ごすこと(平行遊び)がまだ多いでしょう。友だちとは遊具を介しての関わり方が多いため、おもちゃの取り合いなどでけんかするといった関わり方が見られます。

それも、だんだんに友だちと分け合ったり、順番待ちしたりを覚えていくことになります。また、友だちがふざけていると一緒にふざけるといった様子も見られます。

こうした経験を重ねていく中で、だんだんとほかの子どもとの関わりが、子どもの生活や遊びに大切なものとなっていきます。やがて平行遊びから、共通したイメージを持てるようになると、ごっこ遊びを楽しむようになっていきます。


3歳ごろの子どもの体の発達や食事、排泄の目安

3歳ごろの身長と体重は以下が目安となっています。
・身長
男児:88.8~105.8cm/女児:87.7~104.5cm
・体重
男児:11.72~18.82kg/女児:11.04~18.27kg

歩く、走る、跳ぶ、転がる、ぶらさがる、またぐ、蹴るといった基礎的な動作ができるようになります。手の動きとしては、押す、引っ張る、投げる、そっと動かすなどができるようになることで、生活に必要な基本的な動作が一通りできるようになります。さまざまな体の動かし方をやってみることで、自分の体のコントロール方法を学び、自分の身体感覚を獲得していきます。

身体機能と相まって、食事や排泄はほとんど自力でできるようになります。フォークやスプーンを使ってこぼさないように食事をすることができ、箸を使うことに挑戦できるようになる子どももいます。
味や食感の好き嫌いには個性がありますが、成長と共に食べられるものが増えていくと考えて、嫌いなものを強要しないようにします。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.