子育て情報『発語にこだわる母へ、医師のアドバイスは?自閉症息子に初めて「おかあさん」と呼ばれた日』

2023年10月12日 06:15

発語にこだわる母へ、医師のアドバイスは?自閉症息子に初めて「おかあさん」と呼ばれた日

発語にこだわる母へ、医師のアドバイスは?自閉症息子に初めて「おかあさん」と呼ばれた日の画像

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中度知的障害で自閉症、言語が苦手な息子が「おかあさん」と呼んでくれた方法

中度の知的障害と自閉スペクトラム症がある息子のまちゃを育てていると、「特性って本当にさまざまだな」と実感することが多い毎日です。ですから、これからお伝えする方法が皆さんにも効果があるとは思っていません。「そんな方法もあるのか」と、ゆるく読んでいただけると幸いです。

まちゃには2歳年上の姉がいます。わが家では娘が赤ちゃんの頃から「お母さん」と呼ぶ練習をお風呂から出るタイミングにしていました。
まず、夫が早めに帰宅したときには子どもと一緒に入浴してもらいます。そして、子どもが湯船から出るタイミングで、夫がお風呂のドアを開けて「おかあさーん」と呼ぶと、タオルを持った私が現れるのです。
これを発展させて、夫がドアを開けたら子どもにも一緒に私を呼ばせます。
赤ちゃんだった娘も初めは訳が分からずにいましたが、次第に「あー」でも言えたら、たくさん誉めてあげていました。この方法で娘は1歳を過ぎた頃には「あーちゃーん」と私を呼べるようになりました。

そして、まちゃが生まれたあともこれを続けていました。当時まだ障害も確定していなかった幼いまちゃにもお姉ちゃんと一緒に、お風呂から出る時には「おかあさーん」と呼ぶことを促していました。


発語より先にやり取りを増やす

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息子のまちゃが1歳11ヶ月の時、発語が無い事を心配した私は、近所の育児支援センターに隔月で来ていた言語聴覚士の方に相談しました。その時に「発語以前に、この歳ならとれているはずのコミュニケーションがとれていない」と、指摘を受けました。

合わせて、家でできる発語を促すトレーニングを言語聴覚士の方から教えてもらいました。「水」や「バナナ」など、物の名前を言いながら取って渡してみたり、身体を使った遊びを増やしそれを途中で止めて「もう1回?」と聞いてみたりするなど、とにかく要求を引き出すことが大切とのことでした。
また、「おかあさん」よりは「かーさん」と、1文字でも減らして子どもが言いやすくするなど、たくさんのアドバイスをもらいました。しかし、2歳半になってもまちゃの発語は無く、私たちは発達センターに行き臨床心理士に繋がりました。しかし、そこでも「お母さんは発語にこだわっていますが、ジェスチャーや指差し、アイコンタクトなども大切なコミュニケーションです。

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