老齢の猫がいるわが家。でも自閉症のミミは興味がないようで……
わが家には、ペットがたくさんいます。猫が2匹、ヤモリ、カマキリ、クワガタ、カブトムシ……などなど、とてもにぎやかです。
なかでも猫は、長男のミミが生まれる前から暮らしています。もう10歳以上と老齢ですが、まだまだ元気でいてくれています。
でも、そんなわが家の家族として欠かせない猫に対して、ミミはなかなか興味をもちませんでした。興味がないので可愛がることもなく、(ミミが猫と遊ぶ日はくるのかな?)と私は気になっていました。
猫に「あっち行け!」やつあたりをしてしまうミミ

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ミミが3歳になった頃からでしょうか、猫に少しずつ興味を持ち始めてくれました。
ですが、「興味を持つ=ちょっかいを出す」になってしまい、猫が嫌がっていてもミミはお構いなし。追いかけたり、さわりに行ってしまいます。
また、ミミは自分の機嫌が悪いとき寄ってきた猫に「あっち行け!こっち来るな!」と八つ当たりしてしまって……。
一方、猫もやられっぱなしではありません。猫がミミを引っかいたり噛みついたり反撃することもあり、ミミは傷だらけに。
ちょっかいを出さないように言っても、忘れてしまうのか1週間ほどするとまたちょっかいを出してしまうミミ。一時的に猫の隔離も試したのですが、わが家は狭いマンションなので完全な隔離はできませんでした。私は、ミミが猫に暴言を言う度に「猫は良いこととか悪いこととか、どんなことを言っているのかとかちゃんと分かってるんだよ。
ミミの言葉は猫に伝わっているんだよ」と話し続けました。
おやつやりで仲良くなったかと思いきや……
そんな関係が長く続きましたが、ミミが小学3年生になってすぐのことです。テレビのCMを見て「猫におやつをあげてみたい」と言うミミ。これは仲良くなるチャンスだと思いミミに猫のおやつを渡すと、猫はミミがあげたおやつをペロリとあっという間に完食!これが新鮮だったのでしょう。翌日もミミはおやつをやりたがったため、猫に「おやつだよ」と声をかけてもらったところ、猫は「にゃ~」とミミにすり寄ってきてくれました。これを見たミミは「かわいい~」と大喜び。この光景には私もかわいいと感動!それからはいつも決まった時間にミミが猫のおやつを用意することになりました。
ですが、このおやつの習慣が1ヶ月くらい経った頃から、ミミがうっかりしておやつを与え忘れることが増えました。