子育て情報『自閉症長男はペットを愛せる?「あっち行け!」と言っていた息子が猫を溺愛するまで』

2023年11月4日 14:15

自閉症長男はペットを愛せる?「あっち行け!」と言っていた息子が猫を溺愛するまで

放課後等デイサービスがある日は学校で6時間授業をして帰宅した後、休む時間も短い中すぐにデイサービスに向かうため行き渋りがあるミミ。でも猫を撫でて元気をもらって登室する様子を見て、ミミにとって猫は本当に本当に大事な家族なんだなとしみじみと思っています。

執筆/taeko

(監修:森先生より)
ペットの気持ちを理解するということは、自分と異なる感じ方をする存在を受け入れるということ。
自閉症のある方の特性として、他者の感じ方が理解しづらい傾向があります。人間同士では、姿形が似ているために、かえって違いがあることを受け入れにくいこともありえます。同じ人間だから「気持ちをわかってくれて当然」と考えてしまい、「なんでわかってくれないんだ!」という苛立ちをおぼえることもありえますが、動物であれば「自分と感じ方が違って当然」と思えるでしょう。
ペットと仲良くなるためにペットの感じ方を理解しようとすることは、社会での他者の感じ方を考えたり、関係性を築くための良い訓練となるでしょう。
ペットとの触れ合いはそれ自体が癒しになって心の安定につながりますし、人とのコミュニケーションにも役に立つはずですよ。


https://h-navi.jp/column/article/35029620
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

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