子育て情報『乗り物酔いの原因は?治し方、薬などの対策、動揺病との関係も【医師監修】』

2023年11月19日 14:15

乗り物酔いの原因は?治し方、薬などの対策、動揺病との関係も【医師監修】

・前を向いてゆったりとした姿勢を保つ
・遠くの景色を見るようにする
・頭と体をなるべく動かさないようにする
・本やスマートフォンの画面などを見ないようにする
・乗り物に乗ったら寝てしまう

・車などでは窓を開けて換気をする
・船では甲板に出るなど新鮮な空気を吸う
・乗る前に匂いや味の強いものを食べない
・乗っている最中もなるべく飲食をしないようにする
・前日はよく寝るようにする


乗り物酔いが起こってしまったら

対策をしていても乗り物酔いを起こすことはあります。そういったときに症状の悪化を防ぐ方法を紹介します。

・可能であれば乗り物から降りる
・乗り物内の換気をする
・ベルトなど締め付けるものを外す
・腹式呼吸をする
・頭を冷やすようにする
・クラッカーなどのさっぱりしたものを食べる
・炭酸飲料を飲む

などが乗り物酔いの悪化を防ぐ方法としてあります。こちらも人によって効果は異なるため、合う方法を探していくことが大切です。また、乗り物酔いの薬の中には、酔った後にも効果があるものもあります。薬局などで購入できますので用意しておくといいでしょう。


障害と乗り物酔いの関係

先ほどは乗り物酔いになりやすい年齢などの傾向を紹介しましたが、障害と関連して乗り物酔いが起こる場合もあります。

起立性調節障害があると、乗り物酔いもしやすいという調査があります。
起立性調節障害とは、自律神経の乱れにより起立時に身体や脳への血流が低下する疾患で、起床困難、動悸、失神、頭痛などの症状が現れます。思春期の子どもが発症することが多く、小学生の5%、中学生の10%で見られると言われています。

厚生労働省の調査によると、この起立性調節障害のある子どもの中で、乗り物に酔いやすいと答えた人が41.5%いるという結果が出ています。

乗り物酔いの原因として起立性調節障害がある場合は、そちらの治療も行っていく必要性があります。乗り物酔いの他に、日常的に起床困難や立ちくらみなどの症状が見られる際はかかりつけの小児科や保健センターなどに相談してみるとよいでしょう。

https://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/604493_5061359_misc.pdf
参考:起立性調節障害対応ガイドライン|岡山県教育委員会

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000055696_2.pdf
参考:起立性調節障害症状について|厚生労働省

感覚過敏がある場合も、乗り物酔いにつながりやすい可能性があります。

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