子育て情報『自閉症息子の中学卒業後の進学先は?知的発達と社会的年齢の凸凹で悩む高校選び』

2023年12月25日 14:15

自閉症息子の中学卒業後の進学先は?知的発達と社会的年齢の凸凹で悩む高校選び


3回の発達アセスメントの結果

中学2年生の太郎は、ASD(自閉スペクトラム症)と協調性運動症の診断があり、学習障害がある可能性についても医師から説明を受けています。

太郎は過去に3回、発達アセスメントを受けています。3歳・11歳・13歳の時です。この3回とも検査結果には大きなずれはなく、知的発達は平均的な範囲にあるという結果でした。

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しかし、ここで私がいつもひっかかっているのが社会的年齢の低さです。知的発達は平均的な範囲ではあるけれど、生活を一人で行えるかというと、とても厳しいように感じるからです。


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なぜ知的発達は平均的な範囲にあるのに社会的年齢が低いのか。療育センターなどでも説明を受けたのですが、それは言語理解の弱さと関係があるようです。

言語理解についての検査の結果では、年齢の半分程度のレベル。これがコミュニケーション能力の弱さともつながっているため、日常生活全般に支障をきたしているという見解になるようです。コミュニケーションだけではなく、読み解く力も強くはないため文章問題や案内の文字などの理解も困難となっています。

一方で太郎には得意なことがあります。視覚的な推理(目で見て情報を捉えること)です。幼少期からブロック遊びを得意として写真を見ただけで同じように組み立てることができますし、動画に釘づけになる傾向もあります。


こういう得意不得意、凸凹を総合的にみて、知的発達は平均的な範囲にあるという結果がいつも出ているようです。

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母としては、何とも言えない気持ちになります。この社会的年齢はこのままなのか、それとも伸びていくのか。

医師からは、言語理解については今後大きく伸びる可能性は低いのではと説明がありました。ということは……社会的年齢もこのままではないのか?そう考えることもあります。


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中学卒業後の進路はどうする?

今考えている高校進学の選択肢は二つ。発達障害に対しての理解がある普通科高校と、通信制高校です。

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発達障害に対して理解のある普通科高校は少ないというのが現状です。主治医の先生からすすめられた普通科高校は、自宅から電車で50分ほどかかる所にあります。乗り物酔いやイレギュラーな出来事に対応が難しい太郎にとっては一人での電車通学がどのように影響するかと心配もあります。

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