子育て情報『「誰に相談すればいい?」娘が知的障害と診断されネット検索する毎日。悶々とする私の価値観を変えたのは』

2024年1月10日 06:15

「誰に相談すればいい?」娘が知的障害と診断されネット検索する毎日。悶々とする私の価値観を変えたのは

障害のある子どもについて相談に行ったり学校とやり取りをしたりしているのは、おそらくほとんどが母親だと思います。夫婦で子どもについての話し合いがうまくいかなかったり、ひとりで抱えてしまったりしている方もいるかもしれません。そいう場合に、学校や病院、知人などのほかにもなるべく相談できる場所、話を聞いてもらえる場所が必要だと、今回セミナーを受けたことで改めて感じました。

(監修:森先生より)
問題をひとりで抱え込むよりも誰かに相談するといいのは、客観的に問題を見ることができるからです。さらに拡げて、頼る先を行政や支援機関など複数持つようにすると、より広い視点で物事が見られるようになります。
保護者の視点や学校の先生の視点からだけでなく、第三者である専門家の視点からのアドバイスをもらうことはとても大切ですね。アドバイスに従うかどうかは別として、「こんな視点もあるのだな」と思うだけでも、気持ちは軽くなるのです。

今回のケースでは、「修学旅行に行かないという選択肢もあるけれど、自分が行きたいから頑張ろう」と思うのと、「行かなきゃいけない、どうやって耐えよう」と思うのとでは、困難にぶつかったときの気持ちや乗り越えた後の達成感がだいぶ違ってくるのです。

さまざまな価値観があるということを知ると、解決策も浮かびやすくなるのではないでしょうか。

https://h-navi.jp/column/article/35029758
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

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