2024年1月10日 06:15
「誰に相談すればいい?」娘が知的障害と診断されネット検索する毎日。悶々とする私の価値観を変えたのは
検索に検索を重ねる日々
わが子を育てるなかで不安を感じたとき、またはわが子に障害や生きづらさがあると分かった後、保護者が必ずすることといえばインターネット検索ではないでしょうか。
この子はなぜこのような行動をするのか、保護者としてどう対応していけばいいのか……。私もスマートフォンにかじりついて検索をしていました(その時にこちらのLITALICO発達ナビを見つけて、延々と記事を読んでいたことを思い出します)。難しい言葉で書かれた専門的なWebサイトはよく分からないけれど、発達ナビには、同じような特性を持った子どもを育てている人がいること、子育てをしていて同じような気持ちを共有できる人がいるということを知り、それは私の心の支えになりました。
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発達障害関連のセミナーに参加して
私は長女が小学6年生の時に、「もっと子どものためにできることを知りたい」と考えて発達障害関連のセミナーに参加したことがあります。発達障害や生きづらさを抱えた子どもの保護者向けセミナーは、おそらくたくさんあると思います。私はインターネットで見つけたそのうちの一つに申し込みました。
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セミナーの講師の方は発達障害があるお子さんを育てていて、一対一で私の話を聞いてくださいました。当時の私の悩みと言えば、目前に迫った長女の修学旅行でした。新しい場所が不安な長女のため、インターネットで宿泊先の画像を見せたりスケジュールを事前に確認したりと対策していましたが、長女の不安感は相変わらず残っていたからです。
その話を講師の方にすると、さらりと「修学旅行、行かなければいいじゃないですか」と仰いました。私はその時本当に驚きました。今の今まで、「行かない」という選択肢を考えたことがなかったのです。学校行事は必ず参加するものだと思い込んでいた私はなんて狭い価値観を持っているのだと感じました。
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第三者に相談したことで
もし、長女が本当に行きたくないと感じているなら修学旅行に行くのを辞めさせたと思います。このセミナーを受けたことで、私の固まった価値観を訂正してもらえた気がしました。長女の場合は、行きたいけれど不安があって行けないので、今回のアドバイスは当てはまりませんが、第三者に相談するのは大切だなと感じました。