子育て情報『これも自閉症の特性?「目の前にあるのに見えてない」息子が帰省で持ち帰った大荷物の中身にビックリ!』

2024年1月18日 06:15

これも自閉症の特性?「目の前にあるのに見えてない」息子が帰省で持ち帰った大荷物の中身にビックリ!


「見た目」が変わっていると見失う?

わが家の長男、タケル(ASD/自閉スペクトラム症・現在23歳)はASDの特性からか、物を見つけることがとても苦手です。

タケルが机の上に置いていったものを、私がどこかに移動させたりすると、どんなに近くてももう見つけきれません。横向きに置いてあった財布を、自分でうっかり縦向きにしていただけで見失ったこともあります。

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Upload By 寺島ヒロ

タケルの記憶の中の「カタチ」が少しでも変わっていると、「違うモノ」と思い込んでしまうようです。だから、目の前にあるものでも、見つからないなんてことがしょっちゅうあります。


帰省のついでに読まない本を持って帰ろうと……

さて、昨年のお正月のことです。

久しぶりに大分県の自宅に帰れることになったので(私たち家族は息子の通学のために大阪府に家を借りて普段はそちらで暮らしています)、大阪の家のリビングの本棚にあった、もう読まない私の本を持ち帰ることにしました。
2段の棚に入っていた本は、中くらいの段ボール箱ちょうど1個分になりました。


大分の自宅まではおよそ500キロ。車で8時間半の道のりです。私と夫で交代しながら、丸一日かけて帰省しました。

大分の家では、長らく放っておいた部屋の掃除、そして近所の方へのご挨拶、地元でしか買えない調味料などを買いに行くなどして忙しく働きました。

その間、子どもたちはそれぞれの部屋を掃除し、大阪に持って行きたいものを物色したりなどしていました。


イリュージョン? ないはずの本が本棚に!?

翌日また一日かけて大阪に帰宅しました。

タケルといっちゃんは、2人とも重そうな紙袋を持っています。大分の家で見つけたもう一度やりたいゲームや本などを持って帰ったとのこと。


大阪の家は借りている家ですから、あまり荷物を増やしたくないんだがなあ……とは思いましたが、気持ちは分かります。「仕方ないなあ、自分で置き場所を決めて片付けるのよ」と言い渡して、その日は寝てしまいました。

翌朝、目を覚ますと……
なんと! リビングの本棚に、私が大分の家に持って帰ったはずの本が詰まっているではありませんか!そう、タケルが大分の家で見つけて「めっちゃいい本があった!」と思い、大阪の家に持って帰ってしまったのです!

タケル「ちょうど良い感じに棚が空いてた」

って! 違うヨ!
その本、以前からここにあったんだヨゥ……。

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