2歳児の自閉症の特徴は?チェックリストや相談の目安など【小児科医監修】
は、いわゆるイヤイヤ期であるといえるので、定型発達児でも強い癇癪を起こしやすい時期であるといえます。
https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12895174/www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/hoiku04/pdf/hoiku04b_0001.pdf
参考:保育所保育指針解説書 |厚生労働省
http://www.rehab.go.jp/application/files/1515/8226/5892/22_.pdf
参考:イヤイヤ2歳|国立障害者リハビリテーションセンター
ASD(自閉スペクトラム症)の特性は2歳児でも表れる?言葉、感覚過敏、こだわりなど…違和感や気になるサイン
2歳児は「イヤイヤ」が強く出る時期であるため、「激しい癇癪やこだわりがあるのはASD(自閉スペクトラム症)だから?」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、その他に見られる日常の様子を見ていくことが大切です。では2歳児の気になる発達の遅れや特性とは、どのようなものがあるのでしょうか。
2歳台の子どもの気になる行動として、
・人見知りが強い、または少なすぎる
・他人の行動を真似・模倣しない
・見てほしいものや興味があるものについて共感を求めてつたえようとしない
・「まんま、たべる」「ワンワン、いた」などの2語文を話さない
・極端にまぶしがる、大きな音に過剰に反応するなどの感覚過敏(反対に鈍感すぎる)
・突然癇癪を起こす、またそのあとの切り替えが難しい
・変化をひどく嫌う、特定のものへの強いこだわり(場所見知りや強い偏食など)
などが挙げられます。
1歳6ヶ月児健診では「M-CHAT」という質問紙を使用した「スクリーニング検査」が推奨されていますが、2歳児にも引き続き参照されることがあります。1歳台と同様に社会性、言葉の発達(喋るのが遅い)などが表れやすい傾向があると共に、感覚過敏や癇癪やこだわりなども多く出てくる時期です。
「M-CHAT」などの検査で当てはまる項目が多くても、2歳児は自我が芽生える時期であり、成長にも大きな個人差があるため、ASD(自閉スペクトラム症)であるか判断ができず、様子見となることもあります(基本的にM-CHATは保健師などがチェックするものであり、保護者自身がチェックするものではありません)。