子育て情報『2歳児の自閉症の特徴は?チェックリストや相談の目安など【小児科医監修】』

2歳児の自閉症の特徴は?チェックリストや相談の目安など【小児科医監修】


2歳児に表れることの多いASD(自閉スペクトラム症)の特性による症状

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※発達や成長に加え症状や特徴には、この時期大きな個人差があります。当てはまる反応や行動の数が多いからといって、すぐにASD(自閉スペクトラム症)と診断されるわけではありません。


相談や受診の目安、保護者ができることとは?

成長に個人差はありますが、

・過敏さが強く、まとまった睡眠がとれない
・ほかの子どもの遊びにあまり興味を持たない
・親にも積極的に働きかけない
・こだわりが強く、生活するのが難しい
・目が合わない、呼んでも反応が悪い

など、日常生活の中で、困りごとが多い場合や保護者の方が心配な場合は相談しましょう。

子どもの発達が気になる場合、どこへ相談すればいいのでしょうか。

・市町村の保健師・保健センター
母子の健康をサポートするためのさまざまな相談やサービスを受けることができます。
・行政福祉窓口
市・区役所等の福祉課で相談方法を知ることができ、困りごとに適した相談機関を紹介してもらえる場合があります。
・発達障害者支援センター
各県に1ヶ所以上あり、発達障害についての相談の対応を行っています。

その他、保健所、療育センターなどもあります。
また、全国に親の会などもあるので、利用してみてもいいかもしれません。

診断された、あるいは発達の遅れなどが気になるから、早く療育を受けたいという保護者も多いと思います。

療育とは、「障害のある子どもに対してそれぞれの特性に応じた身体的・精神的機能の発達を促し、日常生活や社会生活を円滑に営めるように行うもの」です。療育(発達支援)には、自治体などの管轄の公的機関で行うもののほかに、民間の施設などで行うものがあります。大学病院など一部の医療機関ではPTなどを行っている場合もあります。

自治体のほか、民間の施設の中にも公費で受けられる発達支援を提供しているところがあり、この支援は「通所受給者証」(※)を所持していると利用でき、利用料金の助成を受けることができます(基本的には1割負担ですが、満3歳になって初めての4月1日から3年間は無償となります。また、家庭によって上限額が異なります)。

ASD(自閉スペクトラム症)は早期発見、早期療育がのちの社会生活に大きく影響するといわれています。
できるだけ早い時期から療育を行うことで、日常生活や園・学校生活における困難の軽減や生活能力の向上を促すことができると考えられています。

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