進学・進級の季節、新しい先生への不安も!?学校との連携のコツは【連載ライターさんに聞いてみた!】
学年が上がるたびにドキドキ
広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)の娘は、中学1年生。
2歳の時、発育の遅れを指摘され、そこからずっと療育畑を歩いてきました。今日まで、娘が誰の助けも受けない期間はなく、ありがたいことにいつも誰かにフォローしてもらい、ここまできました。
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そのフォロー役が、私たちと同じくらい多かったのは、学校の先生です。
幸運なことに娘は、いい先生に恵まれ、今まで娘に関わってくれた、幼稚園の先生、小学校・中学校の特別支援学級、通常学級の先生が娘の特性を理解し、寄り添って対応してくれ、特性をきちんと理解してくれました。
マイペースな娘は、先生が変わっても不安は感じないそうですが、私は学年が上がるごとに、担任が代わるたび、ドキドキしています。
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ちゃんと娘を理解してくれるだろうか、特性に合わせた対応をしてくれるだろうか……不安は尽きません。
そんな私が、学校の先生に対して、大事にしていることが2つあります。
1. 先生が代わる場合、新学期が始まる前に新しい先生に会う
前任の先生にお願いし、新しい先生が決まり次第、面談の時間をつくってもらいます。
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そして、娘が新しい先生と会うより前に、娘の性格、特性を細かく話します。娘がどんな子で、どんな特性を持っているのか、良い事、悪い事、性格。好きな事、苦手な事などを話します。
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前任の先生にも同席してもらい、こんなことがあった時は、こう対応するといいというような具体的な経験談を交えて、話します。そうすることで、新しい先生が娘の対応に迷ったり、逆効果だった……という事態を防げたりします。
娘のちょっと変わった行動の理由を知ってもらえば、指摘しないでもらえるし、説明下手な娘との会話で起きる誤解も防げます。
2. 先生と私だけの連絡帳をつくってもらう
通常学級の連絡帳だけではなく、特別支援学級の先生と私だけの連絡帳をつくってもらいます。個別の連絡帳をつくらないタイプの先生にもお願いし、つくってもらいました。
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その理由は、細かい情報を共有し、娘の状況、状態を同じだけ理解してもらいたいからです。
たとえば、家であった事、前の日や当日の朝に娘ともめた事、話した事、家で取り組んでいる事など話しておくと、先生が娘の小さな変化に気がつきやすくなります。