【発達障害×入園・入学式特集】親はハラハラドキドキ…号泣、床に寝る、立ち歩きにパニック!?エピソード6選
小学校入学式に際しては、前日のリハーサルに参加、そこで担当の先生に、娘さんの特性を説明し無理をさせない形にしたいこと、母と一緒に入学式を見学する形にできないかとお願いしたのですが、先生は「大丈夫大丈夫」と全く心配していない様子だったそうで……。心配しながら迎えた本番、入場時の花道で見たのは6年生に引きずられているように歩いている娘さんの姿。「入学式に参加させるのを止めるべきだった後悔しました」と語る保護者さんの体験談です。
ASD(自閉スペクトラム症)、重度知的障害(知的発達症)と診断をされているカタバミさんのお子さんのまちゃくん。入学式の当日は、恐れていたことが起こってしまったそうで……。「ショックで行事はこれから全て欠席させようかと思ったほど」と感じた衝撃の入学式から特別支援学級に通った1年、まちゃくんは大きく成長しました。
心配してしまうけれど、入園・入学式は通過点!みなさんの新生活が楽しいものであるよう応援しています!
たくさんの人が集まって静かにお話を聞くという、いつもと違う環境は緊張して当然です。入園、入学式はこれから始まる新生活のただの通過点、これからお子さんたちが過ごす日々の中でたくさんの楽しいことに出合えるよう、応援しています!
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。
現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。