ADHD息子は筆記用具、給食袋、ハンカチ…紛失続出!母の苦肉の策は「防止」ではなく…!?
と促されていたため、5袋全部が学校に行ってしまうことはありませんでした。ランドセルも容量が小さいために、ランドセル内に複数の給食袋を溜め込むことはできなかったのだと思います。
そう考えると、5袋の給食袋を学校やリュックに溜められるようになったのは、中学生ならではなのかもしれません。
私からすると全く嬉しい変化ではありませんが、良くも悪くも『ずっと同じ状況』が続くことはないのだなと思います。中学校に入って新しく見えるようになった困り事もあれば、中学生になったことで自然に解決していった困り事もあります。
私はついつい目先の出来事に一喜一憂してしまいますが、目の前のことに対してできることを実行していくこと、狭い範囲だけ見て判断を焦らないことを丁寧にやっていきたいと思います。
Upload By 丸山さとこ
執筆/丸山さとこ
(監修:森先生より)
「よく物をなくす」、「忘れ物が多い」というのは、発達障害やグレーゾーンの方にとても多い困り事です。「やる気がない」「だらしがない」などと誤解されがちですが、本人としてはやる気がないわけではなく、「どうしてもうっかりしてしまう」というケースも多いのです。
「今度は忘れないように気合いを入れる」といった対応にはあまり意味がありません。さとこさんのように、「物をなくす」「忘れる」ことを前提として準備することがとても大切です。「物理で解決」が最も強い解決策なのです。「よくなくすものはたくさん買っておく」「忘れたくないものは玄関のドアにかけておく」「朝出かける前にスマホに表示されるようにスケジュール登録しておく」といった、忘れることを前提とした行動を取るといいですね。
https://h-navi.jp/column/article/35030011
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。