子育て情報『ルールやルーティンにこだわる自閉症息子、通学路変更でトラブル多発、パニックに…!?【読者体験談】』

ルールやルーティンにこだわる自閉症息子、通学路変更でトラブル多発、パニックに…!?【読者体験談】


上級生の一言で大混乱!「僕、注意されるようなことはしていない!」

通学路が変わってから息子は、新しく指定された通学路ではなく別の道の右側を歩いて登下校していました。そんな息子を何度か見かけたある上級生が、新しい通学路を知らないのでは?と心配し、声をかけてくれたそうなんです。

「帰りは通学路できちんと帰りなよ。道が違うだろ?おばあちゃんの家にでも行くのか?」と。

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息子は上級生ということもあり、始めは固まって何も声が出せなかったようです。そして走って帰ってきました。

帰宅してから「あいつ、僕に通学路で帰れって言った。お母さんは、無事に帰ってこられるなら通学路じゃなくても良いよって言ったのに。
僕、注意されるようなことしていない!」と大混乱。

失敗した……、この声がけはNGだったと反省しました。息子に「そうだよね……びっくりしたよね」と言いながら、上級生は心配して声をかけてくれたんだよと説明し、なんとか息子に納得してもらいました。

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こだわりの減少とともに対人トラブルも激減!道へのこだわりもなくなりました

そんな登下校トラブルが絶えなかった息子ですが、学年が上がるにつれトラブルも減少、小学校5年生頃からは友達と一緒に歩いて帰って来られるようになりました。

これは、息子のこだわりが全体的に減ったことも関わっていると思います。以前強くこだわっていた「車の絵が描いてある洋服しか着ない」こだわりですが、それらはサイズがなくて買えないことを事前に話し納得してくれるようになりました。

そして、色へのこだわりもなくなりました。それまでは何でもかんでも「青」にこだわっていましたが、何色でも大丈夫になりました。
また、給食についても、偏食で食べられるものが少なかったのに、少しずつではありますが、一口は食べるようになっていました。

このようなこだわりが減り始めた頃から、対人トラブルも急に減ってきました。

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そして息子は現在高校2年生。基本的に平和主義ですが、ルールにそぐわないことを周りの人がしていると、注意や皮肉を言うことがあります。でもそんなときは「こんなことがあってね~」と家で自己申告してくれます。特にトラブルなく生活しているので、今思うと小学校時代が一番大変でした。

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