漢方薬「柴胡加竜骨牡蛎湯」の効果や副作用は?子どものイライラや夜泣きに処方?/医師監修
、茶褐色の尿
・間質性肺炎:から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱
などの症状が表れることがあります。
重大な副作用が出るのはまれであり、柴胡加竜骨牡蛎湯が特別ハイリスクな薬というわけではありませんが、自身や子どもが服用して気になる様子があれば直ちに医師に相談するようにしましょう。
まとめ
柴胡加竜骨牡蛎湯は不眠や不安、イライラ、子どもの夜泣きなどに用いられる漢方薬です。薬局やドラッグストアなどで市販されているほか、医師から処方されることもあります。
子どもから大人まで服用することができ、発達障害の周辺症状の緩和のために使用されることもあります。まれにですが、重大な副作用が生じることもあるため、気になることがあればすぐに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
参考文献:柴胡加竜骨牡蛎湯|おくすり110番
(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。
今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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