離乳食、幼児食を食べてくれない…超偏食の3歳自閉症娘、ある日「突然食べるようになった瞬間」
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食事が進んでいなかった理由
これまで、料理を見た時や料理名を伝えた時はうれしそうなのになぜかあまり食べないな……ということが割とありました。「好きなはずなのにどうして食べないの?」とモヤモヤしながらも、試行錯誤しているうちに分かったことがありました。
それは、”手や口が汚れるのを嫌がる”という点でした。
マユユは同年齢の子に比べ食具を扱うのが苦手です。焦れてよく手が出てしまうのですが、手が汚れたままでは次にどうして良いか分からず、困ってフリーズしているようでした。
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しばらくすると、汚れたらすぐそばのティッシュをとり拭く→食べる→拭く→食べる……と自分で行うようになり、食べ進みが良くなりました。
以前は”食具を使えるのになぜ手で食べるのか?”など疑問に感じて、時には叱ってしまうこともありました。しかし今思えば、使えるように見えていてもスムーズに食事ができておらず、本人にとってはストレスだったのだと思います。
不器用さを理解してからは”叱っても解決しない”と思い直し、”フォークでぶす!ってしてみる?”のような声かけにして、叱らない、手だろうと食べていること自体をたくさん褒めることに意識を向けました。
そうしていると、不思議とマユユが頑張って食具を使ってみる様子や、”最後にもう一口”を頑張ってみたり、反発せずこちらの声かけに耳を傾けてくれることが増えました。
成長にともない、褒められてうれしいという感覚も出てきたのかなと思います。
最近の様子について
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現在もまだ外食や給食では”白飯のみ・お肉やポテトのみ”のような具合ではありますが、自宅では見慣れない食材をすすめてみた際に少しかじってみることができる時も。
以前であれば「絶対に口に入れない!」という強い意思を感じましたが、本人の内面や人との関わりの面の成長で、ちょっとやってみようかなの気持ちが芽生えたように思います。
口にできたからとすぐに食べられるものが増えるわけではありませんが、大きな進歩だと思います。
次は、いかに楽しく食具の練習をするか、興味を持ってもらうかを考えているところです。
食べること自体は好きな様子なので、マユユにあったやり方で、私も本人もラクな方法で、ご飯を楽しめる道をゆっくり見つけていきたいです。