園行事に参加できなかった自閉症グレー年長長男。「最後の発表会だけは!」と親子で猛特訓、結果は?
そして迎えた発表会当日……
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そして迎えた発表会当日。そこには自信をもって発表会の演目全てに参加する長男の姿が!最後まで嫌がっていた演劇にも楽しそうに参加していて心から感動しました……!
本人も発表会後、全てに参加できたことが本当にうれしかったのか、何度も発表会の話をしたり、撮影したビデオを何度も観たりしていました。今まで行事にはきちんと参加できていなかった長男が初めて全て参加できたことにより、忘れられない貴重な成功体験となりました。
執筆/プクティ
(監修:新美先生より)
園での行事参加について、詳しく教えていただきありがとうございます。
園や学校の行事は、一般の多くのお子さんがそれなりに楽しんで参加されますが、自閉特性、ADHD特性、不器用さなどのあるお子さんにとっては、いつもと違って見通しが持てない、練習が大変、興味が持てない、注目されるのが苦手、人が多いのがつらい、放送や音響の音がうるさい、などなど、書ききれないほどのトラップがあってなかなか参加できないことはしばしばあります。ただ、お子さんによっては練習には参加できなくても当日ぶっつけ本番でやってのける子もいる中で、練習に参加していないから当日の集団演技に参加させてもらえないなんて、切ない対応ですよね。めげずに、最後の発表会は準備をしっかりして臨んだプクティさんの親としての思いに心を打たれました。
まだ習得していない、運動・ダンスや楽器演奏、劇のセリフなどは、集団で練習するよりも個別で練習したほうが安心して練習に専念できるので身につけやすいです。個別に練習してだいたいできるようになってから、園での集団の練習に加わるというのは、とてもよいやり方だと思います。小学校での行事でも応用できますね。身につけるのに時間がかかりそうな場合、少し早めに内容を教えてもらって、余裕をもって家で練習を始めるというのもよいかもしれませんね。
https://h-navi.jp/column/article/35030202
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コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」