子育て情報『あの場所があるから学校へ行けた!教室にいられなかった小1の頃、発達障害息子の「安全地帯」』

あの場所があるから学校へ行けた!教室にいられなかった小1の頃、発達障害息子の「安全地帯」


「あの場所がある」イヤなことがあっても学校に通えた

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Upload By かなしろにゃんこ。

そんなときに特別スペースで気持ちを落ち着けることができたそうです。教室が暑くてツライとき廊下は涼しく気持ちがよくてサイコー!そして、一人で好きなことをやってOK!というルールだったから、イヤなことがあっても「僕にはあの場所がある」と学校に通えたみたいです。

落ち着く場所ということ以外にもリュウ太にとっての安全地帯だったのかな?と思います。

小学2年生からはそのスペースはなくなってしまいましたが、廊下の心地よさを知ったリュウ太はその後廊下で過ごすのが大好きになっていきます。そのお話はまた次の機会に書きたいと思います。

執筆/かなしろにゃんこ。

(監修:井上先生より)
教室の環境が合わないお子さんに対して、避難できる場所を作るということはときどき行いますが、階段の下というのはめずらしいですね。
こういった場所を作ると“みんなと同じ教室に入れなくなるのでは”という懸念を抱く保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、その場所があるから学校に行けたり、登校を維持できる場合があり、お子さんにとって大切な場所です。リュウ太さんのように一時的にはこういうスペースにいるけれども、最終的にはみんなと一緒に勉強ができるようになっていくという事例もあります。またそのプロセスもお知らせいただけるとうれしいです。

(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。

ADHD(注意欠如多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。
ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。

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