先生や経験者のアドバイスに心が揺れて。「通常学級か、特別支援学級か」直前まで迷った就学問題【読者体験談】
と言われたのです。その方は、娘さんが小学校高学年のとき、担任の先生から特別支援学級への転籍を進められ、それを機に受けた知能検査の結果も踏まえて転籍したのだそうです。ですが、そのことに今も納得していないようで、「中学校でも特別支援学級に進むと、進学の幅が狭くなる可能性もあるから、中学校では通常学級に戻したい」という思いがあるようでした。なので、息子の子ども園の先生が「通常学級でもいけるのでは?」と言ってくれているのに、私が特別支援学級という選択肢も視野に入れているのが受け入れられなかったのだと思います。
私はその人の考えに影響されることはなかったのですが、特別支援学級を選択することが「子どもに楽をさせること」だという言葉は嫌な感じに引っかかりました。多分、そういった考えは、子どもをとりまく社会に少なからずあるだろうと実感したこともあり、余計に引きずってしまったのだと思います。
その後、夫にその話をしたら、「仮に楽させていたとしても、別に良いのでは?今の息子がどこならより良く学べて、学校生活を楽しめるかで決めれば良いと思うよ」と言われ、その通りだなと思いました。
また、公立中学校で教員をしている友人にもその話をしたら、「通常学級に入っても、その環境が子どもに合わない場合、二次障害で不登校になり苦しむこともある」とも言われました。
私が信頼する二人もそう言っているんだし……と、改めて特別支援学級という選択を前向きに捉えることができました。
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学校見学、聞けばよかったと後悔していることと、息子の残念な反応
見学は通常学級と特別支援学級の見学に行くことになったのですが、今も後悔していることがあります。
小学校の見学を申請する際、見学したい学級を選択する必要があり、私は「通常学級」「知的障害特別支援学級」「自閉症・情緒障害特別支援学級」のすべてを選択していたのですが、こども園の先生から「自閉症・情緒障害特別支援学級の見学は必要ないと思います」と言われ、「あ、そうなんだ……」と思って素直に従い、その後、息子の就学先を「通常学級」か「知的障害特別支援学級」かの二択に絞りました。
結果的に、うちの子には知的障害支援学級が合っていたと思うので良かったのですが、なぜ「自閉症・情緒障害特別支援学級の見学は必要ない」という判断だったのかは、確認すべきだったと思いました(こども園の先生がいい方だったので、面倒な親だと思われたくないという思いが働いてしまいました)。