先生や経験者のアドバイスに心が揺れて。「通常学級か、特別支援学級か」直前まで迷った就学問題【読者体験談】
今でも後悔はあるので、みなさんは気になること、なぜ?と思うことはしっかりと聞き返すことをお勧めします!
また見学で息子の反応を参考にしたいと考えていましたが、息子がかなり場所見知りをしてしまいました。通常学級、特別支援学級両方とも見学を嫌がって、ものの数分で帰りたいと言いだしたため、結局見学は私だけですることになってしまいました(その間、教頭先生が教室の外で息子の相手をしてくださいました)。このような場合は、2度目、3度目の見学を希望すれば良かったと思っています。
「私の言ったことで息子の進路が決められてしまう?」緊張の就学相談
そしてついにやってきた就学相談。私の住んでいる市の就学相談では、息子が担当の方と遊んでいる間、保護者とこども園の先生が相談担当の先生方(公立小学校の特別支援学級の先生、公立中学校の特別支援学級の先生、特別支援学校の先生の3人でした)と話をするシステムでした。
細かな質問項目は特になく、割と自由に喋る感じだったので、「私の言ったこと(言わなかったこと)で息子の進路が決められてしまうのでは」と不安でした。あとで振り返って、「息子のできることよりもできないことのことばかり言い過ぎてしまったのでは……」とも感じました。
そして待ちに待った自治体からの答申結果。
緊張しながら見てみると、「知的障害特別支援学級が望ましい」というものでした。自分でもこれが息子にとって最善の選択肢だと分かっていたのにもかかわらず、答申結果を見て少し落ち込んでしまったのが、われながらめんどくさい奴だと思いました。
でも、夫と「今の息子にとってベストと思える選択を前向きに考えよう」と話し合い、知的障害特別支援学級の在籍を決めました。
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「あれだけ悩んで出した結果だから!」と納得できた進路選択
息子は楽しく通ってくれるだろうかとドキドキしていましたが、実際に小学生になり楽しそうに登校する姿に心から安堵しています。当時はあんなに悩んだのに、あるいは、あれだけ悩んだからか、今は息子に合った選択ができたことにとても納得できています。
これからもきっと悩んだり迷ったりする場面はあるでしょうが、悩みつくし気になることは遠慮をせず聞いて、息子の幸せな毎日を守る選択をしていけたらと思います。
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イラスト/ネコ山
エピソード参考/苗
(監修:井上先生より)