子育て情報『子どもの障害を、親がわが子と向き合わない理由にしていませんか?』

2016年8月9日 17:00

子どもの障害を、親がわが子と向き合わない理由にしていませんか?

と考えることは、「障害を受け入れていない」ということにはならないと思います。

むしろ、子どもに障害があることが分かった後「この子は障害があるから」と言って、その子が社会に適応するための支援や教育を何もしないことこそ、「障害を受け入れていない」ことになるのではないでしょうか。そういった親の教育の仕方は、問題を後回しにしているだけのように私は思います。

私の娘は学校での勉強を習得するのに、他の子どもたちの何倍も時間がかかります。
もしかすると、娘は他の子どもたちと同じように勉強ができるようになることは難しいかもしれません。

でも私は、発達障害を理由に娘の成長を諦めたわけでは決してありません。
私は娘に、勉強はほどほどにして家事を教えることにしています。

娘には、洗濯物を干してもらったり、味噌汁を作らせたり、ご飯を炊いてもらったりしています。
障害のある私の娘には、こういった社会に適応するための教育こそが必要なのです。

確かに今はできなくても、成長とともに出来るようになることもあります。
しかし、親が子どもの障害をきちんと受け入れられれば、子どもが将来自立して生きていくためには何を教えればよいのかが見えてくるのではないでしょうか。


子どもが将来、社会の一員として生きていくために

子どもの障害を、親がわが子と向き合わない理由にしていませんか?の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28208000293

障害のある子どもでも、将来は社会の一員として自立して暮らしていく必要があります。そしてそのように生きる権利もあります。
そのため、障害があろうとなかろうと、社会で生きていくうえで最低限必要なスキルやマナーは身につけている必要があると思います。

もしかすると、障害のある子どもとない子どもの育て方は違うと考えている人が多いのかもしれません。しかし、「その子の得意な部分を見つけて伸ばしてあげるようにすること」が親の役目だとするならば、基本的には変わらないと私は考えています。


子どもにいろいろなことを経験させることで、その子のの得意不得意が分かると思います。その経験をさせるきっかけを与えたり、その後に子どもにとって適切な支援は何なのかを考えることが、本当に親がやらなければならないことではないでしょうか。

どんな子どもでも、社会で生きていく1人の人間として育てる事に変わりはありません。

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