2021年12月9日 12:00
<環境問題がテーマの絵本> 親子でSDGsについて考えよう!
「環境問題」や「SDGs」といった言葉を耳にする機会が増え、家族でエコな取り組みをはじめたいと考えているママ・パパも多いのでは? その第一歩として、家族みんなで「環境」をテーマにした絵本を読んでみてはいかがでしょう。小さい子どもから大人までストーリーを楽しみながら、今私たちが取るべき行動を感覚的に理解できるはずです。今回はモデルで絵本ソムリエのアンヌさんが「環境問題」をテーマにした絵本を8冊セレクトしてくれました。読み終わったあとは、ぜひ家族で感じたことを語り合ってみてください。
環境問題がテーマの絵本 #01
地球温暖化の影響で氷が溶けるとどうなる?
『ペンギンかぞくのおひっこし』
「地球温暖化の影響で、ペンギンたちの住処である氷のお家が溶けてしまいます。このままでは暮らすことができません。そこで、ペンギンの大家族はお引っ越しをすることに。きれいな海、美しい原っぱ、豊かな森と自分たちが心地よく暮らせる理想の場所を求めます。しかし、どこもかしこも人間によって美しい自然が奪われていたため、住める場所がありません。こうなったらいよいよ、とペンギンたちは思い切った行動に出ます。
色とりどりのページと、暗い色合いのページが入り混じった構成によって、希望を描いたりがっかりしたり……。また、愛らしいペンギンたちに子どもの気持ちが近づくはずです。
地球温暖化の危機を感覚的にとらえられる作品。美しい絵とやさしい語り口で、小さい子におすすめです」
『ペンギンかぞくのおひっこし』
絵・文:刀根里衣(小学館)
対象年齢:3歳くらいから
環境問題がテーマの絵本 #02
もったいない意識がエコに繋がる!
『もったいないばあさん』
「いまや世界で知られる日本語のひとつ、“もったいない”。これこそ環境問題に向き合う、初めの一歩ならぬひと言でしょう。まだまだ使えそうなもの、節約するべきものなど、もったいないばあさんが、お家の中の「もったいない」を見つけて、注意してくれます。その気さくでユニークな姿がたまらない、大人気シリーズの元祖。基本的な学びがあり、しかもすぐに実践できるので、子どもにとってもハードルは低く、親しみやすさ満点です」
『もったいないばあさん』
作:真珠まりこ(講談社)
対象年齢:3歳くらいから
環境問題がテーマの絵本 #03
人間が捨てたゴミが動物たちの居場所を奪っている
『やまからにげてきた・ごみをぽいぽい』
「横書きのタイトル『やまからにげてきた』の表紙を左側にめくると、動物たちがどんどんどんどん山から逃げていく様子が描かれています。