2022年10月5日 10:00
未就学児から性教育は必要?進め方と家庭での声かけの方法お教えします!
0~1歳児であれば、おむつ交換のたびに「大事なところだからきれいにしようね」といった声かけをしてあげましょう。少し大きくなったら、体を洗うときに「あなたの体は全部大切だからきれいにしようね。とくに大切なプライベートゾーンは、自分で洗えるようになろうね」のように、清潔にすることと合わせて、大切な場所であることを伝えるとスムーズです。「あなたの体はあなたのもの」ということを幼い頃に教えることで、嫌なことをされたときに、はっきり嫌だと拒否できるようになり、将来的には性的同意にもつながっていくのです。
性にまつわる質問をされたらどう答えたらいい?
「赤ちゃんはどこからくるの?」「どうしてお母さんにはおちんちんがないの?」など、子どもは不意に、性にまつわる質問をしてくるものです。受け流したりせず、性教育ができるチャンス到来! と思って、きちんと答えてあげましょう。「性教育=恥ずかしいこと」そう感じているのは、実は大人だけ。子どもには何の先入観もありませんから、素直に受け止めるものです。
ですが、聞かれた内容によってはどう答えていいかわからず、テンパってしまうこともありますよね。そんなときは、次のポイントを参考にしてみてください。
point 1
子どもが知りたくなった理由を聞く
「なんでそれを知りたくなったの?」というやりとりを挟みましょう。きっかけが、ネガティブな理由かポジティブな理由かで、伝えるべきポイントが変わります。例えば、「赤ちゃんはどこからくるの?」という質問であれば、お腹が大きい女の人を見て、赤ちゃんができる仕組みを知りたくなっただけかもしれませんが、インターネットなどで歪んだ情報を得て、疑問に思った可能性も否定はできないのです。知りたくなった理由をまず聞いて、子どもが知りたいことに、答えてあげましょう。
point 2
回答できないときは
正しい知識をまずは得よう!
内容によっては戸惑うこともありますし、突然の質問に正しい答えが思い浮かばないことも……。どう答えていいかわからないときは、その場ですぐに回答しなくても構いません。
子どもには「とてもいい質問だね。必ずあなたに私が答えるから、ちょっと待っててね」と伝え、本を読むなどして正しい知識を得て、心の準備が整ってから説明してあげましょう。
point 3
絵本などを介して伝えるとスムーズ
最近では、性教育にまつわる良書がたくさんあります。