2022年10月5日 10:00
未就学児から性教育は必要?進め方と家庭での声かけの方法お教えします!
絵本などを使って説明すると、子どもが理解しやすいうえに、大人も話しやすいものです。発達年齢に合わせた絵本を準備して、「この前聞かれた質問だけどね……」と言って、読んであげましょう。もちろん、自分自身の言葉で伝えるのでも構いません。このとき、子どもはいろんな質問をしてくると思います。正しい性の知識をきちんと伝えられたらいいですよね。
未就学児の性的な質問、どのようなものが多いの?
「なんでおちんちんは硬くて大きくなるの?」「どうして大人は毛が生えているの?」「なんでママはおっぱいが出るの?」など……。子どもは、自分自身の体はもちろん、相手との違いについても不思議に思うものです。このような質問をされたら、「人の体の仕組み」として科学的に説明するとスムーズ。
いちばんはじめの質問であれば、「おちんちんの中はスポンジのようになっているよ。触ったりして刺激を受けると、スポンジに血液が集まるから硬くなることがあるんだよ」のように、そのまま伝えればいいのです。絵本を活用しても構いませんし、人体の不思議を解説している図鑑を使って説明してあげるのもOK。また、子ども自身が知りたくなったときにすぐに読めるように、手が届く場所に置いておくのもおすすめ。性の不思議に、自ら気づいていくことも必要なのです。
親子で学ぶ性教育
おすすめの本3選
性の絵本 みんながもってるたからものってなーんだ?
たきれい 著・高橋幸子 監修
/KADOKAWA
3歳から読める、性教育絵本。男性と女性の体の違いから、赤ちゃんができるまで、さらに犯罪者から身を守るためのコツがこの1冊に。
子どもと性の話、はじめませんか?
からだ・性・防犯・ネットリテラシーの「伝え方」
宮原由紀 著・高橋幸子 監修
/CCCメディアハウス
ある日突然にやってくる子どもからの疑問。幼児期・児童期・思春期の「性」悩みや、それに対する子どもへの具体的な伝え方を紹介。
おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方
フクチ マミ・村瀬幸浩 共著
/KADOKAWA3~10歳、自分の体に興味を持ちはじめたときに、どうやって伝えたらいいか具体的な声かけをマンガでわかりやすく解説。親子で一緒に学ぶこともできる。先入観がない幼いころに正しい知識を伝えることで、性のことが恥ずかしいことではなく、自然なこと、当たり前のことだと考えられるようになっていくもの。