2022年11月21日 10:00
【知っておきたい子どものこと Vol.6】子育て中のイライラ、どう付き合ったらいい?
「親の言うことは聞くもの」だと勘違いしてしまいがちなのです。すると「〜べき」が何度か裏切られると、「なんでわかってくれないの!」「何回言えばわかるんだ!」と、自分の子どもなのに思い通りにならないという葛藤から、腹が立ってしまうのです。
無駄に怒らないようにするには
どうしたらいい?
怒りは誰もが持つ感情ですし、必要なときに怒ることは大切なこと。ですから、腹が立ったときは怒ってもいいのです。けれど、カッとなって、暴言を吐いたり、暴力的な行為をしたり、物にやつあたりをするのは絶対に避けましょう。罪悪感に苛まれるばかりか、子どもとの信頼関係が崩れることも考えられます。ですから、怒りに振り回されないように、イライラと上手に付き合うことが大切。そこで、怒りにまかせた行動をしないためのポイントを紹介します。
point 1
怒りを記録する
怒りを感じたことを記録しましょう。記録をして言語化することで、自分の怒りの傾向がわかるようになります。また、「この〜べきがやぶられたから怒りが生まれたんだな」と自己分析できるようになります。疲れている、睡眠不足、生理中など、精神状態や体調も書いておくと、どのような状態ときにイライラするのかもクリアに。「毎日がむしゃくしゃする」など、さまざまな要因が重なって怒りが言語化できないこともあるため、怒りの記録をつけられるようになることが、イライラをコントロールする第一歩なのです。また、嬉しかったことや楽しかったことをメモしておくのも◎。小さな幸せに気づけるようになることで幸福感がアップします。
point 2
怒りに点数をつける
怒りは目に見えないため掴みどころがありません。
ですから振り回されてしまいがちなのです。怒りの度合いを数値化することで、怒りを客観的に捉えられるようになり、何に対してどの程度の怒りを感じるのかわかるようになります。軽くイラッとする程度を1〜3 、カチンとくる中程度を4〜6、人や物にあたるような強い怒りを7〜9、頭が噴火するような最大級の怒りを10とします。「服を脱ぎっぱなしにする2点」「歯を磨いたと嘘をつく4点」「食べ物を投げる7点」のようにです。POINT1で怒りを記録した際に、その度合いを書いておくのもおすすめ。「服を脱ぎっぱなしにするのは2点だけど、今日は仕事で疲れてイライラしていたから、必要以上に怒ってしまった」のように、怒りを自己分析できるようになります。