子育て情報『【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」』

【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」

【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」


◆2~3歳児向け
『ずっとあいこ』/作詞・作曲:阿部直美
手遊び歌には指で数を数えたり、グーチョキパーを用いて遊んだりする歌が多いというのもひとつの特徴です。これはその典型のものですね。ただ、それらは「数を覚える」とか、「ジャンケンのルールを覚える」といったような学習効果を期待して歌うものではありません。親子で一緒に歌いながら遊ぶことで、生活のなかで用いる数やジャンケンに親しんだり、自然にそういったあらゆる文化に興味関心を持ったりするようになるというものです。まだ幼い子どもにとっては指を1本ずつ動かすのは少し難しいかもしれませんが、うまくできなくても、楽しんで遊ぶことが大切ですよ。


【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」


◆4~5歳児向け
『くいしんぼうのゴリラ』/作詞・作曲:福尾野歩
年齢が上がってくると、子どもの興味は歌詞の内容や動きの面白さに向かうようになります。歌詞の意味をきちんと理解し、描かれた場面を想像することで楽しくなってくる——そんな手遊び歌が数多くつくられています。この歌では、動きがユニークなゴリラが、バナナやレモンなど身近な食べものを食べたときの様子が表現されています。子どもと一緒にイメージを共有して楽しんでみましょう。また、登場する食べものを別の食べ物に置き換えて、オリジナルのものにしてみれば楽しさも倍増すると思いますよ。

動きの面白さという点でいえば、『ポキポキダンス』もおすすめ。これは『Hokey Pokey(ホーキーポーキー)』というアメリカの民謡が由来の手遊び歌。動きが激しいものですので、年長さんくらいの子どもが好みます。
この歌のいいところは、頭やお尻など自分の体に触れながら、その部位の名称を歌うところ。遊びのなかで、子どもが自分の体に目を向ける、意識することにもつながるはずです。

それぞれ有名な歌ですので、『YouTube』などの動画共有サイトにはいくつも動画がアップされています。検索してぜひお子さんと一緒に遊んでみてください。

【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」
『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』
岡本拡子 著/北大路書房(2013)
【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする! 5つの「手遊び歌」


■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧
第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす
第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?
第3回:「手遊び歌」

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