「子ども俳人」急増中! 「俳句」を詠むと豊かな言語感覚と語彙力が身につく理由
俳句を鑑賞し合う
俳句を作った後はお互いの句を鑑賞し合いましょう。友達同士でも親子でも、自分が作った句が褒められれば嬉しいですし、次の励みにもなります。人が作った様々な句に触れれば俳句を見る目も育ちます。
子どもの俳句番組に出演した教育評論家の尾木直樹氏は、俳句を作る過程で心が解放され、イキイキと変わっていく子ども達の表情に感動されています。大人のものに比べるとひねりはあまり効いていませんが、率直な表現が心にストレートに響くのです。まずは素直に一句、始めてみましょう!
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今の俳句人気の立役者と言える俳人、夏井いつき先生もおっしゃっています。「センスや才能がなくても誰でも簡単にできる。自分が思ったことやしゃべったことを俳句にできるとおもしろくなってくる」。
夏井先生の元には小学生からもたくさんのファンレターが届くそうです。俳句は子どもたちをも魅了してしまう証拠ですね。
俳句を詠むことで、日本語の幅が広がり、表現豊かになります。国際化が進むいまだからこそ、日本語の美しさを再認識し、言葉を大切にできる人が増えることはとても大事なのではないかと思います。
(参考)
心揺さぶる算数の授業をめざして|総合的な学習の時間「俳句づくり」
Woman excite|感性を磨く俳句づくりのコツ
文春オンライン|尾木ママが語る俳句の魅力「思わぬ自分、思わぬ他者を発見できる」
毎日新聞|子育て親子 秋晴れに 言葉紡ぐ目 閃閃と
コトバンク|三冊子
金子兜太監修(2014), 『子どもと楽しむ俳句教室』, 誠文堂新光社.
「上手だね」はNG! 自由な発想と創造力のある子がAI時代に強いわけ