子育て情報『「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。』

2018年11月20日 10:36

「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。

想像から創作へ)

デカルコマニーを実践するにあたって、特別な技術や道具は不要。筆を持つ必要すらないので、指先の動きが発達していない幼児でも簡単に「作品」を生み出せるのです。

文部科学省の定める「幼稚園教育要領」には、幼稚園修了までの達成が期待される「ねらい」のひとつとして「生活の中でイメージを豊かにし,様々な表現を楽しむ」ことが挙げられています。子どもの感性を育み、芸術表現を楽しんでもらうには、デカルコマニーはぴったりだといえるでしょう。

「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。


デカルコマニーのやり方

デカルコマニーの制作過程は単純明快です。

【用意するもの】

画用紙、絵の具(マニキュアでも!)

【やり方】


1.あらかじめ、紙を半分に折って開き、折り目をつけます。これによって、どの線を中心に左右対称となるのかわかりやすくなります。
2.紙の上に、チューブから直接、絵の具を出します。
パレット上に出して水で溶いてもかまいませんが、色が薄くなりすぎないようにしましょう。
3.出した絵の具を、指や筆を使って好きなように伸ばしてみましょう。指も筆も使わず、絵の具を点々と出すだけでも面白い表現になります。
4.絵の具が乾かないうちに、折り目に沿って紙を折りましょう。絵の具がきちんと転写されるよう、全体を丁寧にこすります。
5.紙が破けないよう、ゆっくりと開きましょう。
6.完成です。どんな模様になりましたか?それは何に見えますか?絵の具が乾いたら、色鉛筆や絵の具で描き足して、作品としてさらに発展させるのも素敵ですね。


「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。


デカルコマニーでちょうちょを作ろう

上で挙げた論文によると、高校1年生にデカルコマニーをやらせて「どんな形に見えましたか?」と尋ねたところ、「蝶々」という答えが「人の顔」と並んで最も多かったそう。たしかに、中心線の周りに鮮やかな絵の具が広がっている様子は、蝶の羽に似ていますね。

デカルコマニーを利用すれば、きれいなちょうちょのオーナメントが簡単に作れますよ。さっそくやってみましょう!

【用意するもの】

画用紙、絵の具、ハサミ、カラフルな針金あるいはモール、セロハンテープ

【やり方】


1.紙を半分に折って開き、折り目をつけます。
2.紙の上に絵の具を置いていきます。白い部分をあまり残さないようにすると、鮮やかな蝶になりますよ。
3.紙を折って全体をこすり、ゆっくりと開きます。

「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。

4.絵の具が乾いたら、再び紙を折り、ちょうちょの形に切り抜きます。
5.触角を作りましょう。2本の針金(モール)をゆるやかに曲げ、ちょうちょにつけます。裏側からテープで貼るのがよいでしょう。
6.完成です!たくさん作って壁に貼ると、目を奪われるほど華やかになります。

「デカルコマニー」ってどういう意味? 作品制作の簡単なやり方教えます。


デカルコマニーでこいのぼりを作ろう

デカルコマニーを使えば、ちょうちょの羽だけでなく、魚のウロコもカラフルに表現することができます。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.