子育て情報『五感が鍛えられるだけじゃない! 集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」』

2018年12月6日 10:39

五感が鍛えられるだけじゃない! 集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」

このとき、ぜひ親御さんも一緒に新しい発見を楽しんでみてください。

【親子のコミュニケーションが増える】
共同作業はコミュニケーションに最高の効果があります。調理は親主導になるとは思いますが、お手伝いから一歩進んで、「一緒に料理をする」という意識を持って作業すると、お互いの信頼関係もより深まり、子どもの自信や達成感にもつながるでしょう。一緒に料理する習慣ができれば、子どもの知識も増えてきますので、お買物のときにメニューの相談や食材や調理法などについての会話も増えます。また、親子で料理している頻度が高いほど、家族が仲良しで幸福感が高いという調査結果も出ています。

【食や人への感謝の心が生まれる】
作ってもらって食べるだけでは分からないことに気づけます。親が忙しいなか料理する大変さや、美味しい野菜を作る農家の人の苦労など、料理をすることから見える世界が広がり、人や物を大切にする気持ちや感謝の心を育むことができます。

このように、「料理する」ことから派生する学びは想像以上に多いことがわかります。


五感が鍛えられるだけじゃない! 集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」


“将来必ず必要になる” 3つの能力

料理をすることでたくさんの学びを得られることがわかりました。では、その経験が実際にどのような力になっていくのでしょう。次は、料理をすることで発達する、“将来必ず必要になる” 3つの能力についてみてみましょう。

【能力1:豊かな表現力】
調理中には様々な食材に触れます。食材の名前を覚える、素材の色、手触りなどを表現することで語彙が増え、親との会話とも相まって、表現力が身につきます。このような調理などのお手伝い効果は「自分の考えをわかりやすく説明できる」「感情コントロールがうまくできる」「率先して行動できる」といった将来の仕事能力につながると、内閣府の調査結果で証明されています。

【能力2:高い集中力、忍耐強さ】
年齢に応じて作業目標(トマトのヘタをとる、ケーキの生地を混ぜるなど)を決めることで集中力が増し、達成感を得やすくなります。達成の満足感は次への意欲にもつながり、頑張る気力と忍耐力が育まれるプラスのループに。
この「ひとつのことに集中して取り組む」ルーティンは、家での学習習慣にも好影響を与えることがわかっています。

【能力3:創造力と思考力】
料理には創意工夫が不可欠です。バランスを考えながら食材を組み合わせ、完成形を想像しながら、計画的に作業するという、クリエイティビティと論理性が必要な知的作業で、創造力と思考力がかなり鍛えられます。

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