五感が鍛えられるだけじゃない! 集中力や思考力も高まるメリットだらけの「親子料理」
野菜を切るほうが先か、それとも鍋を火にかけるほうが先か――、お子さんはどちらを優先するのでしょう?
年齢別オススメの親子料理【2歳半~小学生まで】
簡単なお手伝いなら2歳半から「親子料理」は可能!管理栄養士の川口由美子さんが勧める子どもの年齢に応じた「親子料理」をご紹介します。
【2歳半~◎サンドイッチ】
パンに好きな具材を挟むお手伝いをしてもらいましょう。パンとハムや野菜、ゆで卵などの具材を用意しておけば簡単です。パンの種類や野菜の種類を変えて、何度も作ってみてください。具材を一緒に考えることで思考力もアップ!
【3歳~◎おにぎり】
少し冷めたご飯をラップにくるんでにぎにぎ。粘土遊びの延長感覚でできます。具を入れたり、ふりかけをかけたり、味付けも好きにしてもらいましょう。市販の可愛いおにぎり型を使っても楽しいですね。
【4歳~◎肉団子】
「生のお肉は食べない」「調理中は他のものは触らない」などのルールを理解できるようになるのは4歳ごろ。本格的な調理スタートとして肉団子を作ってみましょう。お手伝いは、こねて→丸めるところまで。火を使うのはまだ少し先です。
【5歳~◎お好み焼き】
幼児包丁でキャベツを切ったり、卵を割ったり、より調理らしいことを始められる年齢です。ホットプレートで自分で生地を焼くこともできるように。「一人でできた!」という自信が自己肯定感を向上させます。トッピングも楽しみましょう。
【小学生~◎カレー】
小学生になったら、最初から最後まで一人で作る料理に挑戦。ジャガイモや人参の皮むき、お肉と野菜を炒めて煮込むという、調理のシンプルな手順を体験できます。野菜はレンジでチンして柔らかくすることで怪我を回避する方法もあります。形が多少不揃いでも、カレーライスなら気にせず美味しくいただけますね。
他にも食品会社キッコーマンの子供向けサイト「きっずキッチン」にも、簡単レシピや食に関する情報がわかりやすく掲載されています。
また、お子さまの料理スタートにぴったりな書籍はこちらです!
『こどもキッチン、はじまります。(太郎次郎社エディタス)』
石井由紀子 著、はまさきはるこ 絵
太郎次郎社エディタス(2017)
著者の石井由紀子先生はモンテッソーリ教育を学び、教員ディプロマの資格を持っています。簡単で美味しいレシピはもちろんのこと、「子どもの五感」