食べ物の歴史や季節感を子どもに伝えよう! 年末年始ならではの料理には意味がある。
七草は冬の寒さにも負けずに芽を出すことから生命力の象徴であり、食べることで邪気払いや無病息災を願うという意味があります。縁起の良い七草ですが、実はこの時期に食べるのには栄養面や健康面にも関係しています。
お正月はおせちやお雑煮などの味の濃いものをたくさん食べてしまいがちで、胃腸に負担がかかっています。七草はどれもビタミンが豊富であり、なおかつお粥にして食べることで消化が良くなるため、胃腸の回復を助けます。七草粥は、お正月の暴飲暴食で疲れた胃腸の救世主のような存在なのです。
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子どもと一緒に年末年始ならではの料理を作ったり食べたりしながら、その意味や願いについて伝えることは、日本ならではの季節感を意識することや食べ物の歴史に興味を持つことにもつながります。今年の年末年始は、伝統料理を通した食育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
文/田口るい
(参考)
東京ガス ウチコト|「おせち料理の意味ってなに?」おせち料理の意味と由来、ルール
そばの散歩道|麺類雑学事典年越しそば
All About|正月行事の由来と過ごし方
キッコーマン|七草粥の豆知識
日本文化いろは辞典|
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