子どもの将来を左右する非認知能力「EQ」は “親の愛” で高まる。
なかには、子どもが嫌がることもあるでしょう。その場合は、無理にベタベタする必要はありません。スキンシップにはさまざまなやり方があります。
例えば、「遊びながらコショコショくすぐってみる」「褒めるときに頭を撫でる」「嬉しいことがあったらハイタッチをする」「おでこに触れて熱を測る」などといったさりげない行動も、スキンシップのひとつです。
また、子どもと話をするとき、意識的に手を握ることで心を通わせることもできます。「△△って言われたお友だちはどんな気持ちになったかな?〇〇ちゃんがそう言われたらどんな気持ちがすると思う?」など、大切なことを子どもに言い聞かせるときは手を握ってみましょう。また、子どもから話を聞き出したいときも、しっかり手を握って話を聞いてみてください。言いにくいことであっても、少しずつ話してくれるかもしれませんよ。
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子どもに自分の気持ちを伝えたり、子どもを思いきり抱きしめたり——親から子どもへ愛情表現することで、子どもだけでなく親自身も癒されたり、安心したりできるはずです。
であれば、EQを高めるという目的がなくとも、日常的に行なっていきたいと思いませんか?そうして積み重ねられた親の愛情は、結果的に子どものEQを高め、前向きで豊かな人生につなげられるのではないでしょうか。
(参考)
高山直著(2003),『EQ こころの鍛え方』,東洋経済新報社.
すくコム NHKエデュケーショナル|世界で注目される非認知的能力って?
はぐくむ|1~3歳が大事!「非認知能力」が未来を生き抜く子供たちに必要です!
All About暮らし|育て直しは何歳からでもできる効果的に伝わる子どもの愛し方
絵本ナビ|親の愛情表現は子どもを世界一しあわせにする!『パパと ママの たからもの』
PHPファミリー|親子のスキンシップが、かしこい脳をつくる!
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