子育て情報『「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”』

2019年7月12日 11:32

「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”

、そして「生活のなかで考える面白さ」を伝える『ポンキッキ』、こうした「認知と情意性の発達を丸ごと支援する教育」を、いろいろなメディアで増やしたいものです。大人のかたも、子ども時代の記憶を思い出して、「3歳のわたしが面白かったことは?大好きな人のなにを真似たのかな?」とご自分の発達を振り返ってみませんか?「認知=ものごとがわかること」について考えはじめると、高齢者になるという発達も面白くなるように思います。

「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”


■ 静岡大学情報学部客員教授・沢井佳子先生 インタビュー一覧
第1回:“○歳だからこれができないとダメ!”その思い込みから親を解放する「発達心理学」入門
第2回:幼い子どもの言葉が格段に豊かになる、親から子への「実況中継」という方法
第3回:「10まで言えるのに、5個が数えられない」?未就学児への“数”と“時間”の教え方
第4回:「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”

【プロフィール】
沢井佳子(さわい・よしこSAWAI, Yoshiko)
1959年生まれ、東京都出身。チャイルド・ラボ所長、静岡大学情報学部客員教授。認知発達支援と視聴覚教育メディア設計を専門とする。学習院大学文学部心理学科卒業。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。同大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。
専攻は発達心理学。幼児教育番組『ひらけ! ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフ、文教大学人間科学部講師などを経て現職。他に、日本こども成育協会理事、人工知能学会「コモンセンス知識と情動研究会」幹事、日本子ども学会常任理事などを務める。幼児教育シリーズ『こどもちゃれんじ』(ベネッセコーポレーション)の「考える力」プログラム監修、幼児教育番組『しまじろうのわお!』(テレビ東京系列/2016年国際エミー賞子ども番組部門ノミネート、2019年アジアテレビ賞受賞)の監修など、多様なメディアを用いた幼児向け教材やテレビ番組の制作におけるコンテンツ開発に携わっている。

【ライタープロフィール】
清家茂樹(せいけ・しげき)
1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。

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