子育て情報『体が動くと、心が動く――。アート鑑賞のトレンドが「体感型」にシフトしている』

2019年8月25日 07:28

体が動くと、心が動く――。アート鑑賞のトレンドが「体感型」にシフトしている

だからこそ、子連れで美術館に行くのはハードルが高いと思う人も多かったでしょう。しかし、最近はその傾向が変わってきたようです。

参加型・体験型のものや、動く・変化するアートなど、ただそこにあって観るだけではない、身近で自由な発想のものが増え、子どもたちにとっても興味を持ちやすく親しみやすくなってきました。特に現代アートにその特徴が見られます。その中から、人気のイベントを4つご紹介します。

①『デザインあ展』(熊本)
熊本市現代美術館にて2019/9/8(日)まで開催中

全国を巡回している『デザインあ展』は、体験型の先駆け的存在といえるでしょう。展覧会のベースとなっているNHK Eテレの番組『デザインあ』は、子どものデザインマインドを育むことを目的とした画期的な番組です。


優れたデザインには、人と人、人とモノをよりよくつなぐ工夫があります。
番組では、身のまわりに意識を向け(みる)、どのような問題があるかを探り出し(考える)、よりよい状況をうみだす(つくる)という一連の思考力と感性を「デザインマインド」ととらえ、多彩な映像表現をもちいて伝えてきました。デザインあ展は、この「デザインマインド」を、見て、体験できる展覧会です。

(引用元:デザインあ展 in KUMAMOTO|デザインあ展とは)

会場は「体験のへや」「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」の4つのコーナーから成っており、それぞれ遊びながら、デザインとは何かを自然と感じられる工夫にあふれています。

たとえば、対象物をデッサンしてスタッフに渡すと、目の前のスクリーンに自分が描いた作品が大きく映し出される――。これには、子どもだけでなく大人も大興奮。スクリーンに踊るたくさんの子どもたちの絵は、ひとつとして同じものはありません。個性豊か。この、“デッサンそのもの” と “その絵の楽しみ方” の両方を体感すること。
これが、子どもの中に「デザインマインド」の種をまくことになるのですね。

体が動くと、心が動く――。アート鑑賞のトレンドが「体感型」にシフトしている
②『あそびの時間 Now, it’s time to play』(東京)
東京都現代美術館にて2019/10/20(日)まで開催中

“あそび”の価値を見直すことがテーマ。日常のルールや考えに縛られない新しい価値観や法則を発見するべく、展示されている “作品” で自由に遊べるようになっています。「ハンドルにアソビを持たせる」

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