何枚着せる? 冬の洋服選びの注意点。親が神経質になるのはNGです
と言葉を発したのです。
意欲的な子どもは外でよく遊びます。そのお子さんは、外で体をたくさん動かして遊ぶことにより、次第に言葉を発することも増えて新しいことをやってみたいと言うようになりました。さらに、お母さんからは「食欲も増して夜も寝つきがよくなった」と報告がありました。
冬の外遊び・冬の洋服選びで気をつけること
寒い季節、外遊びをする際にはいくつかの注意点があります。体が十分に温まっていないとけがをすることが多い傾向はありますが、ちょっとしたすり傷は子どもの勲章なので、あまり神経質にならないようにしましょう。
ただ、服装には気をつけたいですね。今流行の長すぎるスカートやズボン、フードや飾りが多い上着などは、引っかかってしまうとけがのもとになります。
できるだけ体にぴったりした動きやすい服装を心がけましょう。遊び場所や遊びの種類によっては、滑り止めがついた手袋や帽子などはけがを防いでくれるのに役立ちます。
子どもの洋服はシンプルなものがおすすめです。着脱しやすく重ね着しやすい洋服を選ぶといいでしょう。最近は大人でも下着(シャツ)をつけない人が増えてきており、子どもたちにも影響しているようです。下着は体温調節に有効で、汗や汚れも吸い取ってくれますから、普段から下着を着る習慣をつけるといいですね。
最近では、昔に比べて自分で衣服の調節ができない子どもが増えています。その結果、風邪をひくこともあるかもしれませんが、風邪の予防としては、むしろ外から帰ったときのうがいや手洗いが大切。
よほど長時間薄着のままでいなければ、風邪をひく心配はありません。大切なのは、自分で「寒さ」を意識できるようになることです。ですから「寒くない?」などと声をかけてあげるといいと思います。
学校の教室は暖房も効きますし、大勢の子どもたちが集まっていると意外に暖かいものです。なかには登校してもコートを着たまま座っている子どもがいますが、そのような場合は先生が室内では脱ぐように指導します。たくさん着ていると、暑いだけでなく体を動かしにくくなりますので、できれば室内では下着とセーターかトレーナーくらいで大丈夫。下着と綿シャツだけで充分というお子さんも多いです。子どもの洋服は綿やウール素材を中心に、シンプルで着脱しやすいものを選びましょう。
自分で洋服を調節できる力をつけよう
ここからは、冬の洋服選びについて親御さんから寄せられたお悩みについて、お答えしていきたいと思います。