将来成功するのは「なぜか人に好かれる子」。渋野日向子選手の自己肯定感は高い?
「どうして片づけしないの!」と注意したところで、子どもは黙るか言い訳をするしかなくなってしまいます。そうではなく、「どうしたら、ちゃんと片づけることができるかな?」とこれからの行動を問うことで、子どもは頭を働かせ、問題が起きたときの対処法を学ぶことができます。こうした会話を普段から心がけていると、友だち関係でトラブルになったときにも、「どうしたら、あの子と仲良くできるかな?」とスムーズに対応できるようになるでしょう。
■親への不信感を助長する3つのNGワード
前出の親野智可等先生は、「人に好かれる子に育てたいなら、人間関係の基礎となる親子関係を大事にすること」と述べています。その際に親が注意すべき点は次の3つ。
「○○しなきゃだめでしょ!」と否定語でとがめる。「あなたが△△しなかったからこうなったんでしょ!」と自業自得であると追い込む。「勉強しないとゲームを捨てるよ!」など罰で脅す。以上の言動を続けると、子どもの自己肯定感が低下したり、困っているときに救ってもらえない寂しさやつらい気持ちが募ったりします。すると「親への不信感」が増して、いずれ親以外の他人に対しても不信感を抱くようになるので注意が必要です。
「子どもは、親にされたことと同じことを友だちにするようになります。否定的な言葉を浴びせる、困っている友だちに“自分が悪いんだろ!”と言って助けない。“○○しないと遊んであげない!”と脅す…など。こういう子が好かれるはずがありません。どうか、日々のお子さんへの言動には十分注意してください」
(引用元:ママテナ|人に好かれる子にしたいなら、親がやってはいけない3つのこと)
このように、親野先生は「親子の会話がそのまま友だちとの会話につながる」ことを危惧しています。強い口調で叱っていないか、親の都合を押しつけていないか、理性を保てずに感情をぶつけていないか、子どもとの向き合い方について改めて見直してみましょう。
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「人に好かれる子」は、持って生まれた気質だけではなく、成長の過程において徐々に形成されていきます。「素直さ」と「自分を信じる心」、そして「自己肯定感」を持ち続けていられるようにサポートしてあげたいですね。
(参考)
PHPファミリー|頭のいい子、性格のいい子の土台は家庭がつくる
ママテナ|友達とうまく遊べない子どもが増えている!その背景にあるものとは?
web Sportiva|渋野日向子が愛される理由。