姿勢が悪いと判断力や集中力に悪影響! 子どもの姿勢をよくするための3つのコツ
をしたりすると、内臓が圧迫されて消化吸収が悪くなるそうです。
また、アリビオ矯正歯科クリニックによると、足をブラブラさせる悪い姿勢で食事をすると、しっかりと噛むことができないため、顎の発達に悪影響が及び、歯の並ぶスペースが不足して、歯並びが悪化する可能性も出てくるそう。
子どもの姿勢を良くするためのポイント
子どもの姿勢を良くするためには、以下を実践してみてください。
腹式呼吸をする
理学療法士の田舎中真由美氏いわく、人は正しい姿勢でいると胸が開いた状態になり、自然と深い呼吸=腹式呼吸をしているそう。腹式呼吸を続けることで、体が正しい姿勢をキープできるようになるのだとか。
お腹が膨らむまで鼻から深く息を吸ったあと、お腹をへこませながら、口からゆっくり息を吐くのが正しい腹式呼吸です。子どもに教えながら親も一緒に行なえば、親子で正しい姿勢を手に入れられますよ。
声がけを工夫する
フリースクール・パーソナルアカデミー代表の谷圭祐氏によると、子どもの姿勢を良くしたいあまり、毎日のように「姿勢を良くして!」と注意していると、親子ともに疲れてしまうそう。
そうならないためにも、姿勢についての声がけは1日1回程度にし、「本からもう少し目を離してみたら?」「疲れているみたいだし、少し休憩したら?」など、姿勢を正すというよりは、長時間悪い姿勢で過ごさないことを促す内容にすると良いとのこと。
太陽の光を浴びる機会を増やす
日本体育大学教授の野井真吾氏いわく、子どもの姿勢を良くするためには、日中に太陽の光をしっかり浴びて、夜はぐっすり眠る、生活リズムを整えることが大切なのだそう。
セロトニン神経は、良い姿勢を保つポイントとなる背筋などに、緊張を与える役割を持っています。そのセロトニン神経をしっかり働かせるためには、日中に太陽の光を浴びることが重要です。しかし現代の子どもたちは、外遊びの時間が少ないなどの理由から太陽の光が不足しており、セロトニン神経が弱くなっている傾向があります。セロトニン神経が弱ると、背筋などがしっかり働かなくなるだけでなく、夜に体温を下げて眠りを誘うホルモンであるメラトニンが生成されにくくなることから、寝つきや朝の目覚めが悪くなるなどして生活リズムが狂ってしまうのです。
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姿勢を正しくすると、見た目が良いだけでなく、学習面や運動面、健康面など幅広いメリットがあり、まさに良いこと尽くし。