「コツコツ勉強」「諦めずに練習」が苦手な子どもを生まれ変わらせる “4つのアプローチ”
時間がかかっても、正しい商を出せることが大切だ」と教えてあげましょう。このとき有効なのが、筆算に「×」をつけることを教えるというものです。この方法だと、時間はかかりますが、必ず正解にたどりつきます。(私が先輩教師から教わった方法です。私も実際に子どもにやらせ、効果を実感しました)
以下がそのノートの例です。
子どもには、「たくさん×を書けば書くほどできるようになる。×が多ければ多いほど一瞬で正解の商を出せるようになる」と話しておきましょう。そうすると、時間はかかっても×が増えることを喜びます。
また、1回で商が立てられない子の中には、立てた商が違っていたとき、消しゴムで消してその上に別の商を重ねて書く子がいます。これの何が問題かというと、間違った商をしっかり消しきれないまま新たな商を書いてしまい、新しく書いた数字がいくつなのか読めなくなってしまうケースが多いということ。
こうなると、いっそうわけわ分からなくなり、計算が嫌になってしまうのです。この点においても、筆算に「×」をつける方法では消しゴムを使わないので、数字がわからなくなるということはありません。混乱することなく、必ず正解にたどりつくことができますよ。
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「練習を継続」することは、何かのプロを目指す場合に限らず、普段の学習においても同じように大切です。これを子どもに伝えるにはどうすればいいか、書いてきました。物事をコツコツ続けるのが苦手な子どもが、継続して勉強したり練習したりできるようになれば幸いです。
(参考)
池袋ミュージカル学院|講師紹介
Wikipedia|山本五十六
下野市教育情報ネットワーク「けやきネット」|努力の壺
【保育士が明かす】登園しぶり解決法 〜”魔法の言葉”と絶対避けたいNG対応〜