子どもが甘えん坊すぎて困るなら、親はシンプルにコレをすればいい【てぃ先生インタビューpart2】
それは、「甘やかす」と「甘えさせる」の違いがわかりにくいという問題です。言葉の響きから多くの人が感じられることだと思いますが、必要以上に子どもを「甘やかす」ことは、子どもの自立性を育てるうえでもよいことではありません。
では、「甘やかす」と「甘えさせる」の違いはどこにあるのでしょうか?それは、「子ども発信」かどうかという点です。
子どもが自分から甘えてきたときに、その気持ちに応えてあげる。これは「甘えさせる」になります。一方、子どもが求めてもいないのに甘やかすのは、言葉どおり「甘やかす」になるというわけです。
たとえば、小さい子どもが靴を履こうとしているときをイメージしてください。その子は、本当は自分ひとりで靴を履けるにもかかわらず、「お母さん、これ履けないよ、履かせて」と言ってきたならどうですか?本当は自分で靴を履けるのですから、これは明白な甘え行動です。
だとしたら、「大事な○○君のためだからね、お母さんが手伝ってあげる」といって靴を履かせてあげればいい。それで、子どもは次の冒険に向けて充電をすることができます。
でも、子どもが求めていないのに親が勝手に靴を履かせてあげたり、子どもが「抱っこして」なんて言ってもいないのにかわいいからと抱っこしたりするのは「甘やかす」ことになるので注意が必要です。
子どもが甘えてきたときの愛情行動が自己肯定感を高める
最後にお伝えしたいのは、「自己肯定感」の話です。自己肯定感は、子どもの健全な発達のために欠かせないものとして頻繁にメディアでも取り上げられるものですから、みなさんも何度となく見聞きしているでしょう。
また、「日本人は外国人と比べて自己肯定感が低い」ということを聞いたことがある人も多いはずです。では、なぜ日本人の自己肯定感は低いのでしょうか?その理由は、日本には「大好きだよ」「愛してるよ」といった気持ちを口にしたりハグをしたりする文化がほとんどないからです。子どもに対しても、2~3歳くらいまでならそういった言葉をかけたりハグをしたりするかもしれませんが、小学生や中学生にもなれば、そのような愛情表現をする親はほとんどいないでしょう。
でも、子どもの自己肯定感を高めてあげるには、やはり親の愛情表現が大切。特に、子どもが甘えてきたときには、「あなたが大好きだよ」と愛情を表現してあげましょう。恋愛中の女性は、「言葉にしてくれないとわからない!」