子育て情報『子どもの教育で「しなくてもいいこと」はこんなにあった。いつも笑顔じゃなくていい!』

子どもの教育で「しなくてもいいこと」はこんなにあった。いつも笑顔じゃなくていい!

ですから、イライラしている子どもにイライラしそうになったら、このコラムの「しないこと8」を思い出してくださいね。

しないこと9:いつも笑顔でなくてもいい
笑顔は誰にとってもうれしいもの。でも、 “笑顔” にとらわれすぎていませんか?心理学者・大日向雅美氏(恵泉女学園大学学長)は、「子育ては修羅場!いつも笑顔で穏やかでいることは無理」と言いきっています。また、こころぎふ臨床心理センター所長の長谷川博一氏も、「無理をして笑顔をつくる必要はない」と述べています。だから、親はいつも笑顔でなくたっていいのです!悲しい、つらいことがあれば、我慢せず泣いたっていいのです。

しないこと10:子どもを世界の中心にしない
食事のメニューやお出かけの場所などを決めるとき、子ども中心に考えてしまう親御さんは少なくないはず。しかし家庭のなかで子どもを特別扱いしすぎると、その子は自己愛の強い、自己中心的な人間になってしまうかもしれません。以下は、サイコセラピストのエイミー・モーリン氏が挙げた、「あなたは特別な子よ」というメッセージを送っていないかどうかのチェックリストです。


□子どもをほめちぎり、もち上げることが好きである
□子どもに求められたら、何をしていてもすぐに中断している
□子どもが望むことをするために、たくさんの時間を費やしている
□わが子の能力はどんなことでも平均以上だと思っている

もしひとつでも当てはまるようであれば、お子さまが「私って特別」と感じている可能性があります。エイミー・モーリン氏は、「自分が世界の中心」と子どもが勘違いしないために、「親はひとりの時間をつくる」「夫婦の時間を楽しむ」べきだと話します。親が自分の人生を犠牲にしない生き方をすることは、子どもへの大きなメッセージとなるはずです。

***
「しないこと」でよい効果が得られるなら最高ですよね。一方で、絶対やったほうがよいことがあります。それは、「大好きの声かけ」や「スキンシップ」で親の愛をしっかり伝えること。アグネス・チャン氏は「前に進んでいく力になる自己肯定感を育てるのは、親の絶対的な愛情です。それはこれからの時代、子どもを幸せにしたい親が贈るべき最高のプレゼント」だと言っていますよ。
「すること」と「しないこと」、しっかり心に刻みたいですね。

(参考)
小竹めぐみ 著, 小笠原舞 著(2016),『いい親よりも大切なこと』, 新潮社.
中曽根陽子(2016)

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