子どもの教育で「しなくてもいいこと」はこんなにあった。いつも笑顔じゃなくていい!
をピックアップしてみました。
しないこと1:子どもに期待しない
子どもは「親の期待」に敏感です。親が子に期待をすると、子どもは強いプレッシャーを感じます。すると今度は、子どもの意識は「親を満足させること」に向いてしまうのです。たとえば、ママが「今日もゴールを決めてね!」って言っていたから、なんとしてでも頑張らなくてはと考えてしまうわけです。「最後まで走れるといいね」「全力で頑張ろうね」など、 “そのときのその子のベスト” を大切にしてあげましょう。
しないこと2:先回りしない、手助けしすぎない
親は、わが子が勉強や運動などで遅れをとらないように、「教えてあげなきゃ」と先回りしがちです。しかし、東京家政大学子ども学部教授の岩立京子氏によると、それは子どもから学びのチャンスを奪う「悪い先回り」なのだそう。
「チャレンジと試行錯誤のあとの達成感が子どもを育む」と信じて、あれやこれやと先回りしたい気持ちをぐっと押さえていきましょう。
しないこと3:子どもの失敗を恐れない
子どもに「失敗させたくない」と考える親御さんは多いはず。しかし、子どもにとって、失敗からの学びはとても貴重です。教育ジャーナリストの中曽根陽子氏は、「失敗は、そのときの能力以上のことに挑戦した結果。つまり、成長のチャンス」だと言っています。「自分でやるの!」と言い張って、お皿をひっくり返した……ということ、よくありますよね。でも、その失敗が未来の挑戦力につながるのですから、お子さまにはどんどん失敗をさせてあげてください。
しないこと4:他人の成功例をまねしない
「これからの教育に王道はないんですよ。
他人のものさし、固定概念に縛られていてはダメ」「人間の価値はその子の個性にあります」ーーこれらはアグネス・チャン氏の言葉。「毎日絵本を10冊読んでいたので、国語のテストはいつも100点です」という記事を読んで、「今日からうちも10冊読み聞かせよう!」といった教育は、わが子の個性を見ているとは言えませんよね。もしかしたら、お子さんは絵本よりも図鑑のほうが好きかもしれません。これからの時代は、子どもをしっかりと見て、その子に合った対応をすることが大切です。
しないこと5:子どもをほめない
アドラー心理学では、子どもを「ほめる」のではなく「認める」ことを大切にしています。なぜならば、親が子どもをほめるときは、どこかで「子どもを自分の思い通りにしよう」