子育て情報『「7秒ハグ」のすごい効果。親も子も自己肯定感が上がる “愛情習慣” とは?』

2021年12月2日 08:14

「7秒ハグ」のすごい効果。親も子も自己肯定感が上がる “愛情習慣” とは?

■スキンシップの効果は夕方以降にアップ!
スキンシップ効果が上がるのは、朝よりも副交感神経が優位になる夕方以降です。副交感神経とは、食事中や睡眠中など体がゆったりとしているときに強く働く自律神経のこと。夕食後やお風呂上がりのリラックスしているタイミングであれば、たとえ短時間でも子どもにしっかりと愛情を伝えることができます。

■「ちょい抱き」でも十分効果あり
前出の山口氏がすすめる「帰宅後の “ちょい抱き” 」を習慣にするのもいいでしょう。先述のとおり、たった7秒のハグでも愛情は伝わります。「忙しいから」「手が離せないから」「恥ずかしいから」とスキンシップを避けているうちに、子どもは成長してしまい、ますます抱きしめることが困難になってしまいます。短い時間でも習慣化することが大切なのです。

親の愛情習慣04


なぜ「大好きだよ」で自己肯定感が上がるのか

次に、「親が子に愛情を伝えるとなぜ子どもの自己肯定感が上がるのか」について解説していきます。


教育評論家の親野智可等氏によると、「学校の先生に『今日、ぼくの誕生日』とアピールしてくる子どもはけっこう多い」のだそうです。なぜなら、「誕生日は自分の存在を無条件に肯定してもらえる日」であり、「おめでとう」という言葉を通して、「自分の存在そのものをほめてもらえる日」だから。

ここで重要なのが「無条件に」ということ。よい子にしていたから、テストで100点をとったから、かけっこで一番になったから、ではなく、ありのままのわが子を肯定してあげることに意味があるのです。

世界中にクライアントをもつ子育てコーチのエロイーズ・リックマン氏は、「いつでも肯定的に子どもを受け入れ、子どもを変えようという意識を捨てて向き合えば、子どもは安心して新しいことに挑戦し、失敗し、思いきって難題にも挑むようになる」と述べています。

「大好きだよ」「大切に思っているよ」「あなたがいてくれるだけで幸せ」など、親から伝わる無条件の肯定的な言葉によって、子どもは自らの価値や存在意義を肯定できるようになります。それが「自己肯定感が上がる」ことにつながっていくのです。

親の愛情習慣05


日常生活で「子どもに愛情を伝える方法」4つ

それでは、日常生活で取り入れやすい「子どもに愛情を伝える方法」をいくつか提案しましょう。


■子どもが落ち込んでいるときこそ深い愛情を伝える
子どもが落ち込んでいる様子を見るのはつらいものです。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.