子育て情報『「失敗力」のある子とない子の未来はこんなに違う。親が失敗を “〇〇する”と子どもは伸びる!』

2022年7月15日 13:41

「失敗力」のある子とない子の未来はこんなに違う。親が失敗を “〇〇する”と子どもは伸びる!

目次

・失敗を過度に恐れる若者が増えている
・「失敗力」を育てる方法&「失敗体験」が必要な理由
・大学入学はゴールではない!人生は大学に入ったあとも続く
「失敗力」のある子とない子の未来はこんなに違う。親が失敗を “〇〇する”と子どもは伸びる!

あなたのお子さまは、失敗を怖がっていませんか?

「幼少期に “失敗力” をつけるべき」と話すのは、著書に『成功したいなら「失敗力」を育てなさい』がある、教育ジャーナリスト・中曽根陽子氏です。中曽根氏によると、失敗力とは「失敗を恐れず挑戦する力」「失敗にくじけない力」のこと。

今回は、この「失敗力」について考えていきます。

失敗を過度に恐れる若者が増えている

失敗を過度に恐れるあまり「マニュアル依存」や「指示待ち傾向」が強まっていると、日本の若者たちに危機感を抱いているのは、『伸びる子どもは○○がすごい』著者で心理学者の榎本博明氏です。榎本氏が調査したところによると、若者が失敗を恐れる理由は以下のようなものでした。


先生の指示に従って動けば間違いないし、勝手に動いて叱られるのは嫌なので、自分たちは失敗しないように先生のサポートに頼るようになったのではないか。言われた通りにやっていればうまくいくのなら、あえて自分からチャレンジする必要もないし。


(引用元:榎本博明(2019),『伸びる子どもは○○がすごい』, 日本経済新聞出版.)

では、いつから若者は失敗を恐れるようになってしまったのでしょう。どうやら、その原因は彼らの幼少期にあるようです。榎本氏は著書のなかで、その主な原因をふたつ挙げています。

【原因1】親の過剰なサポートが子どもから失敗経験を奪っている
思考錯誤する時間を与えず、親が先回りして指示やアドバイスをしてしまうため、子どもは失敗経験を積むことができない。

【原因2】「失敗による挫折感を与えない教育法」が推奨されている
子どもたちが失敗して傷つくことを防ぐために、学校や塾では懇切丁寧な指導が行なわれている。また、子どもがポジティブな気分になるような言葉がけが多い。

つまり、親だけでなく学校や塾の先生までもが、子どもが失敗しないようにと “過保護な環境” をつくり出しているというのです。その結果、「失敗経験が乏しく、失敗に対する免疫がないため、いざ失敗すると立ち直れないほどの痛手を負う若者」が増えてしまったとのこと。
現代は先の読めない時代です。榎本氏は、そんな予測不可能な時代において、「失敗を恐れていたら前に進むことができない」と断言しています。そこで次項からは、子どもの “失敗力” を育てる方法をご紹介しましょう。

失敗力を高める1



関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.