「落ち着きがなくて騒がしい」は「好奇心旺盛で行動力がある」、「動作が遅い」は「丁寧で慎重に行動している」など、お子さんの短所を強みに変えてみましょう。
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佐々木氏は著書のなかで、「問題なのは怠惰な放任か過干渉で、過保護なことではありません」と述べています。過保護と聞くと悪いイメージをもつ人も多いですが、普段から親にたくさん受け入れられている子は、親やまわりの人たちの言うことも受け入れるようになるのだそう。一番大事にすべきは「子どもの気持ち」であり、親の理想を押しつけることは親の自己満足にすぎません。お子さんの自立の芽を育てるためにも、干渉はほどほどにしたいですね。
(参考)
オトナンサー|「過保護」と「過干渉」はどう違う?親子関係のパターンで知る両者の特徴と脱却方法
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?
日本家政学会誌 Vol 48 No 9 823~828(1997)|アダルト・チルドレンー私の物語をつくり直すー
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“手がかからない子”ほど要注意!「いい子症候群」が怖い理由とその防止法
STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「過干渉」育児が招く悲しい結果。“見守るだけでは物足りない”親が危険なワケ
スーザン・フォワード(1999),『毒になる親』, 毎日新聞社.
Mind 子どもの心を育てるために|過保護と過干渉
佐々木正美(2019),『子育てのきほん』, ポプラ社.
佐々木正美(2021),『子どもが喜ぶことだけすればいい』, ポプラ社.
PHPのびのび子育て 2020年10月号, PHP研究所.
PHPのびのび子育て 2020年10月特別増刊号, PHP研究所.
現代ビジネス|「夏休みの宿題を全部やってあげる親」が子どもの思考を止めていた
PHPファミリー|わが子を「自分で決められない大人」にしないために
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AERA with Kids 特別編集,『自己肯定感を高める本』, 朝日新聞出版.
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