2歳? 4歳? 6歳? 子どもの年齢別・添い寝からひとり寝への移行ポイント
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最後に、「そろそろ添い寝からひとり寝に移行しようかな」と考えている方に向けて、前出の小林氏によるアドバイスを紹介します。ポイントは「就寝フォーメーション」です。
父・母・子どもの3〜4人家族の場合、寝室を分ける際に「母親・子ども」と「父親」に分かれるケースが多いのではないでしょうか?授乳やおむつ替えなどのお世話を頻繁にする必要がある時期は、母親が一緒に寝ている方がスムーズにケアできることもあります。しかし親子別室への移行を考えるなら、まずは「父親と子どもが添い寝、母親が別室」の組み合わせを試すのがおすすめ。
小林氏は、「父親は母親ほど敏感に子どもの物音で起きることが少なく、子どもも母親を求めて起きてしまうことが軽減されるため、母子ともにゆっくり眠れるようになるはず」と述べています。ストレスなくひとり寝へと移行できるように、親と子が徐々に距離をとりながら睡眠環境を変えていくのが理想です。それぞれの家族に合う方法とタイミングで、親子の睡眠環境を見直していきましょう。*3
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ここまでさまざまな専門家の意見を紹介してきましたが、「自分たち家族には当てはまらないな」という言説もあれば、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と新たな発見もあったかと思います。
いずれにせよ、子どもも親も毎晩心地よい眠りにつくために、各家庭によってさまざまな工夫をしているはず。「こうでなければならない」という思い込みは捨てて、お子さんのタイプをしっかり見極めたうえで、最善策を見つけていきたいですね。
文/野口燈
(参考)
(*1)参考・カギカッコ内引用元:プレジデントウーマン|最新の研究が明かす「子どもは何歳から一人で寝るのがいいのか」
(*2)参考・カギカッコ内引用元:ウチコト|【教育研究家に聞く】赤ちゃんの「添い寝と一人寝」、メリット・デメリットは?
(*3)参考・カギカッコ内引用元:nishikawa|添い寝?それとも親子別室?ぐっすり眠れる就寝フォーメーション
(*4)参考・カギカッコ内引用元:ベネッセ教育情報|いつまで川の字で寝る?【前編】幼少期の寝かたが心の育ちに影響する
(*5)参考・カギカッコ内引用元:応用教育心理学研究第30巻第2号|添い寝が子どもの愛着および自尊感情へ及ぼす影響
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