いつかは離れる親友「イマジナリーフレンド」とは?子どもにとってどんな友達?特徴や対処法について解説
たとえばひとりっ子や第一子にはその傾向がみられるようです。
さらに、子どもがママやパパとの遊びを通じ想像力を働かせたファンタジーな世界に触れることが多いと、イマジナリーフレンドが出現しやすいという報告もあります。
言語機能や社会的な認知力についてすぐれているという点も特徴といえるでしょう。イマジナリーフレンドとの遊びを通じて、自分のイメージを具現化する力が養われているのかもしれませんね。
イマジナリーフレンドがいると気づいたときの対処法
イマジナリーフレンドは、たくましい想像力で楽しさを感じると同時に、孤独や不安に対処する「移行対象」の性質を持っています。
移行対象はラミナスの毛布とも呼ばれるもので、不安を取り除き安心を得るものとして存在するものです。移行対象が物であるのに対し、イマジナリーフレンドは人格があるという違いがありますが、安心を得るという役割は共通しています。
そのため、子どもがイマジナリーフレンドと遊んでいても否定的な対応はしないようにしましょう。
イマジナリーフレンドが子どもの思いを代弁していることもあるので、メッセージに耳を傾けることも大切です。
子どもがママやパパの注意を聞かないときは、イマジナリーフレンドの存在を逆手に取るのもひとつの方法です。「○○ちゃんが悲しんでるよ」「○○ちゃんはこう言っているよ」と、その存在を共有してみるのも良いかもしれません。
イマジナリーフレンドの体験談
ままのて編集部に寄せられた、イマジナリーフレンドの体験談をご紹介します。
寝る前にいつも見える動物がいました
イマジナリーフレンドの記憶がいくつかあります。幼稚園に入る前のころ、祖母と一緒の布団で寝ていたのですが、寝る前に天井に虹色の動物が来ていたのを祖母に話したことがあります。
車に乗ると必ず現れる子もいました。車と同じ速度で飛び跳ねながらついてきているのが面白くて、いつも窓の外を楽しみに見ていました。
さらに…、寝る前に現れるローラさんという友達にも毎晩挨拶して寝ていました。自分では幼いながらも変な妄想癖だと思って誰にも言ったことがなかったのですが、このような言葉があることを知り、よくあることなのだと驚き半分安心半分という気持ちです。
駅に住んでるななみちゃん
第二子である娘が3歳頃の話です。私が兄の相手をしているあいだ、しばらくひとりで過ごしていました。