いつかは離れる親友「イマジナリーフレンド」とは?子どもにとってどんな友達?特徴や対処法について解説
「何して遊んでいたの?」と聞くと、「ななみちゃんと遊んでいた」と言います。娘にななみちゃんというお友だちはいません。詳しく聞くと、背が高く、いつもは駅にいるのだそうです。追いかけっこをして遊んでいたそうです。
思わず名古屋駅のシンボルが浮かびましたが、我が家は名古屋から遠く離れた場所にあり、娘はその存在を知りません。しばらくななみちゃんと遊ぶ様子がありましたが、気付いたらななみちゃんの名前を口にすることはなくなっていました。10歳になった今、ななみちゃんの存在はすっかり忘れています。
いつかは離れていく親友、貴重な時間を温かく見守って
日本ではもともと自然を神格化してまつったり、長い年月を経た道具をつくも神として大切にしたりする土壌がありました。
目に見えない存在や物に宿る人格が心の支えになることは、ごく当たり前のことなのかもしれません。
子どもが社会や人に触れ、実在する人とのコミュニケーションが活発になればその存在が消えていくのも自然なことといえるでしょう。ママやパパは子どものイマジナリーフレンドを不思議に思う必要はなく、空想の世界を子どもと一緒に楽しんでみてくださいね。
※この記事は2022年4月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。