子育て情報『ブランケット症候群とは?ぬいぐるみやタオルが手放せないのは愛情不足が原因?【助産師監修】』

2022年2月14日 00:00

ブランケット症候群とは?ぬいぐるみやタオルが手放せないのは愛情不足が原因?【助産師監修】

ブランケット症候群とは?

安心毛布ともいう

愛らしいスヌーピーが登場する人気漫画「PEANUTS」には、水色の毛布を抱えた男の子が登場します。彼の名前はライナス。いつも同じ毛布を抱えています。

ライナスのようにお気に入りのアイテムを肌身離さず持ち歩くことで安心を得ている状態を「ブランケット症候群」と呼びます。そのアイテムがないと強い不安を覚えるのが特徴で、毛布のほかにシーツやタオル、ぬいぐるみなどが対象に含まれます。

ブランケット症候群はここ5~10年ほどのあいだに広まった俗称です。PEANUTSのキャラクターそのままの「ライナスの毛布」という呼び名や「安心毛布」、「セキュリティ・ブランケット」という用語が使われることもあります。

母親に代わり心を落ち着かせるもの

発達心理学や精神分析の分野では、母子関係や愛着に関するさまざまな研究が進められてきました。そのひとつにイギリスの小児科医・精神科医であるドナルド・ウッズ・ウィニコットが1953年に提唱した「移行対象」があります。

ウィニコットは乳幼児が特別な愛着を示すものを移行対象、その所有物に夢中になる様子を移行現象と名付けました。移行対象は赤ちゃんにとってママに代わるものであり、心を落ち着かせるものと考えられています。

ブランケット症候群の毛布やタオルはまさに移行対象といえるものです。そのため、ブランケット症候群を説明する言葉として、移行対象が用いられることもあります。

病気ではない

名称に「症候群」とついていると、病気ではないかと心配になりますね。そもそも症候群とは、同時に発生している心理的・精神的な変化に対してその原因が不明だったり単一ではなかったりするときに、病名に代わるものとして用いられています。

人に起こる症候だけでなく、社会的な現象に対して使われることもあります。名づけられた後に原因が解明された疾患もあり、現在はさまざまな症候群が混在している状態です。

さらに、国際疾病分類第10版(ICD-10)において精神および行動の障害に分類される「分離不安障害」があることも、ブランケット症候群が病気なのではないかと心配になる要因かもしれません。

分離不安障害はママをはじめとする養育者から離れることを極度に恐れ不登校になるなど生活に支障が出る疾患であり、通常の発達段階においてママたちから離れるときに不安を感じることとは区別されます。

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